2025年3月末の週末は、2週連続で房総におりました。花見に行く気満々でしたが、あいにく22日〜23日の週末は桜が間に合わずで、ちょっと趣向を変えて「房総のご神木」を訪ねることにしました。
まず向かったのは、富津市の東大和田「興源寺」の「環の大樟(くすのき)」という巨木です。興源寺は「酒匠(ソムリエ)の館」の看板で有名な小泉酒造の近くにある真言宗のお寺で、その入口の階段あたりにこのご神木が聳えています。
中央部がパックリと穴になっています。富津市のウェブサイトに説明がありました。
主幹はすでに枯死して中心部が大きな空洞となっているが、切り株から伸びた2本の「ひこばえ」が大きく生長し、あたりを覆っている。
樹高は約23m、根回り約20.7mで、千葉県内の樟の中では最大のものである。昭和10年(1935)、県指定天然記念物の第1号として指定された6件のうちの一つである。昭和3年の報告では、その時点ですでに主幹が腐朽して空洞となっていたようである。
「ひこばえ」という言葉は初めて目にしました。樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のことだそうです。
次に行きましょう。次は君津市にある「賀恵渕の椎(かえふちのしい)」です。
君津市のWebには「八坂神社境内にあって、樹高20.7m、目通り8.5m、枝張り最大21.0mもある巨木です」とありますが、神社っぽい佇まいはなくて、畑の中に突然現れる感じ。「新日本名木百選」に選ばれ、君津市指定の天然記念物でもあるそうです。
こじんまりした社務所はありましたが、周辺にブランコや滑り台などあって、子どもの遊び場の一部って感じですね。
色んな角度から眺めることができますが、これは確かにデカい木です。地球の歩き方「日本の凄い神木」によれば、「房総ナンバーワンの異相」と紹介されています。樹高19メートルに対して、枝張りが南北に33メートルと書いてあって、君津市の説明とは数値が違っていますね。
長年に渡り、強風から周辺の田畑や集落を守ってきたのでしょう。まさに守護神のようなご神木ですね。
クスノキと、シイのご神木を堪能したあとは久留里まで足を伸ばし、ランチを摂って帰宅。その途中、いつも水(ご神水)を汲む「古船浅間神社(こせせんげんじんじゃ)」に立ち寄ります。
ここに生えている2本の銀杏の木も実に見事。両方とも樹齢は310年以上と推定されており、左の木は高さ約24.5m、幹周り約5.7m。右の木は高さ約24.5メートル、幹周り約3.4mの大木です。
ご神木巡りはここまで。その翌週3月30日には、館山の城山公園に桜を見に行きました。
満開やや手前ですね。7分〜8分ぐらいの仕上がりでしょうか。次の週末あたりがベストかも知れません。
館山城からの帰り、坂道を下っていると、城山公園内にもこんなご神木がありましたよ。何本もの幹が合体していてただならぬ気を感じます。根が異常に太くて長くて不気味な感じもありますね。
次は神奈川県とか静岡県あたりにご神木を訪ねてみたいと思っています。
▼ 日本の凄い神木: 全都道府県250柱のヌシとそれを守る人に会いに行く