文豪に愛された宿「おちあいろう」。ちょっと値が張る宿ですが、川沿いに立つ老舗旅館で、吊り橋で向こう岸に渡れるなどなかなかの風情。
建物は登録文化財に指定されているそうで、館内ツアーも行われています。
ここに宿泊すると決めた理由はテスラの充電器ウォールコネクターが設置されているから。
玄関前には、テスラのウォールコネクターと200Vのチャデモ充電器に加え、最近設置されたと思われるポルシェEV用の充電器が2基そびえ立っています。2基もある理由は、「ポルシェ側が設置費用を負担した」ってことですかね。
しかし、宿のスタッフの話によれば、EVでやってくる客はそれほど多いわけではなく、温泉とサウナ、とくにサウナが大人気で、それ目当てで宿泊する客が最近特に多いとのことでした。
さて、この日はフェリーに2回乗ります。まず最初は駿河湾フェリーです。テスラで土肥港を目指します。
こんな感じで富士山が現れます。すこしモヤがかかっていますが、なかなかスペクタクルな光景です。
清水港まで1時間15分。甲板から海を眺めていると、けっこうな頻度でトビウオを目撃できます。30秒に1匹ぐらい。飛行時間は10秒から、長いときは20秒ぐらい飛び続けます。トビウオ、凄い!
トビウオが飛ぶ姿を見たのは、生まれて初めてです。うまく写真は撮れませんでしたが。
清水港に上陸した後は、房総半島を目指して東へと移動します。次に乗るフェリーは東京湾フェリーです。久里浜港へ向かう道すがら、由比ヶ浜で桜エビランチを食べました。由比駅真ん前の「あおぞら」です。
駄菓子屋さんみたいな佇まいのお店で、料理もめちゃめちゃシンプルなのですが、旬の桜エビがサックサクで美味い! ここは絶対にまた来ると誓ってお店を後にしました。
東名高速から横横道を激走し、久里浜に着いたのが17時。すでに日没時間を過ぎており、サンセットクルーズとはなりませんでした。
17時30分。京浜工業地帯の夜景を横目に眺めながら、フェリーは出発します。およそ40分で金谷港に着く予定。
途中、電飾に彩られた船とすれ違います。派手やなあ、どこの船かなあと思ったら、対岸の金谷港からのフェリーでした。要するに、今私たちが乗っている船の折り返しですw 時刻表を見ると、両港から5分違いで出発するんですね。だから航路ですれ違う。これは知らなかった。
私たちが乗った久里浜港発金谷港行きは、乗船する車も一桁台でしたが、金谷港に到着してみると、乗船待ちの車やバイクが行列をなしていました。房総で遊んで、久里浜に帰る人たちでしょうか。東京湾フェリー、なかなかの人気です。
東京都新宿区から出発し、伊豆に一泊してフェリーに2回乗って房総の家に帰宅する旅でした。次はどこで船に乗ろうかなと考える日々です。