2025年9月2日火曜日

テスラ専用の自動車保険に入ったら、謎のガジェットが届いた件

 通算で6年ほどテスラモデル3に乗っています。自動車保険はこれまで、東京海上日動→SBI損保と契約してきましたが、前回投稿した経緯があって、SBIを退出し、新しい「テスラ専用」の保険を契約しました。そしたら、こんな謎のガジェットが自宅に送られてきたのです。


サイズは5センチx5センチ、高さ1.5センチ。両面テープでダッシュボードに貼りつけろと指示があります。

今回、SBI損保から乗り換える保険会社を探すにあたり、Grokに聞いてみました。「テスラの車両保険を取り扱っている保険会社を教えてください」と。テスラは板金修理が非常に高くつくので、車両保険はマストです。

Grok「2025年8月時点で、テスラの車両保険を提供している保険会社は少なくとも6社(東京海上日動、SBI損保、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上、ソニー損保、損保ジャパン)。テスラオーナーは、ArcAidやテスラ公式の「InsureMyTesla」を通じて見積もりを取るか、複数の保険会社に直接問い合わせることをお勧めします」

Grokお勧めのうち、テスラ公式サイトで案内のある「InsureMyTesla」は、SBIか東京海上日動の二択でした。なので今回、私は両方パス。そこで「ArcAid」に見積を依頼することにしました。

この会社の公式サイトを覗くと、「ArcAid(アークエイド)はテスラに最適な自動車保険をご提案するテスラオーナー専用の自動車保険代理店です」と書いてあります。ほうほう、それは頼もしい。

ちなみに、北米や中国では、テスラ自身が自動車保険「テスラ保険」を販売しています。


これは、ドライバーの運転履歴や運転マナーをもとに車載AIが判定する「テスラスコア」をもとに保険料を算定するという非常にリーズナブルでフェアな保険商品です。安全運転の人はスコアが上がり、保険料も安くなる。運転が荒っぽい人は逆の結果になる。

日本ではテスラ保険は売られていませんが、恐らく、日本でもっともそれに近い保険商品を斡旋する代理店がArcAidだという理解でいいかなと。

担当者とメールでやりとりした結果、あいおいニッセイ同和損害保険の商材を推薦されました。他の保険会社の扱いもあるのかは不明でしたが、まあいいでしょう。

プランは3タイプあるそうです。プラン1 >プラン3>プラン2 >の順に、保証内容と価格が高い。私は、真ん中のプラン3を選びました。車両保険に加え、一応代車サービスがついています。

車検証や免許証のコピーなど、必要な書類をメールで送りオンラインのツールで申し込み完了。そしたら、数日後に冒頭で紹介したガジェットが送られてきたのです。


何じゃこりゃ? 何も説明聞いてねえよ。

あいおいニッセイのWebサイトを見てみると、このガジェットは、「テレマティクス」保険という、車載器を使う保険用の車載デバイスとのこと。で、私が加入したのは「タフ・見守るクルマの保険プラスS」という商品だったようです。見守るクルマって、誰が見守るの?

で、その見守り担当の車載器が、この四角いガジェットだということらしい。それにしても、車内に貼りつける(そう、両面テープで貼りつけるんです)って、けっこうヘビーな用件じゃないの。

テスラ保険の場合は、何も設置しなくてもテスラ本体がテスラスコアを算出してくれますが、日本の一般的な保険会社はそういうワケにはいきません。なので、車載器が必要だと(ドラレコ型もあるみたい)。

このデバイスはブルートゥースでスマホに接続する必要があります。それでクルマの挙動(急発進、急ブレーキなど)を専用アプリに記録する。でも、テスラアプリに接続するわけじゃないから、速度超過とかは判定できません。早い話が、なんちゃって系デバイスですね。

毎日、運転のたびにこんなスコアが記録されます。直近の運転内容を、A、B、Cランクで評価される。

なんちゃって系ではありますが、数日使ってみると、割と妥当な評価をされている感覚がありました。Cはアカン、Aを目指そうってなる。個人的に、直近のスピード違反で免停にリーチがかかってしまったので、このデバイスは案外渡りに船かも知れません。テスラの運転モードを「インセイン」から「コンフォート」に変更し、しばらくは修業のように走ることに決めました。早く免許がキレイにならないかなあ。

そうそう。このデバイスは、振動などで動かないように固定する必要があっります。で、車内に貼りつけるにあたり、ダッシュボードのどこかに両面テープで貼るというなかなかヘビーな問題があります。熟考の結果、私はここに貼りました。外から見えちゃったらイヤだもんねえ。本人にも同乗者にも見えない方がいい。


ドリンクホルダーの手前です。ここならば、コンソールのカバーを持ち上げた時しか見えない、デッドスペースを上手いこと見つけられました。このデバイス、将来的にもうちょっとカッコよくなるといいですね。


ところで、最近のニュースによると、大手損保会社は自動車部品や修理費の高騰で、2026年の料金の値上げを発表しましたね。今回、私の加入したあいおいニッセイ同和損保は、三井住友海上と合併するようです。MS&IDで損保事業を一本化するということですね。通常、自動車保険は、事故を起こさなければ年々安くなっていくものですが、どうやらそんな常識も覆りそうな雰囲気です。悩ましいですね。

▼ アークエイド テスラ保険