2014年5月18日日曜日

なじみだったラーメン屋が復活していた件

今日は、午前中から買い物がてら小石川植物園まで足を伸ばし、ピクニック気分で芝生ランチでも摂ろうかというノリで出かけました。

ところが、思いがけずラーメン店でのランチとなった次第。



私が住んでいる、文京区の音羽界隈には、いま、行列のできる店は一店しかありません。群林堂という和菓子屋で、名物の豆大福を求めて、連日朝から大行列ができています。

その群林堂から南に100メートルほどの場所に、もう一店、かつて行列のできていたラーメン店がありました。

「ちゃぶ屋」というその店は、TVチャンピオンで優勝するなど高い評価を得た店で、フレンチ出身のシェフが、麺にこだわり、食材にこだわり、インテリアにこだわった、なかなかスノッブなラーメン店でした。

ほら、食べログでも3.61というハイスコア。
[閉店] 柳麺 ちゃぶ屋 本店

ちゃぶ屋はこの護国寺の店をベースに、表参道ヒルズや香港などに次々出店していきますが、どうやら一連の拡大戦略が失敗して経営が傾き、2012年には倒産してしまいました。

音羽通りの旧ちゃぶ屋の店舗は、「麺’s BAR」というかなり残念な感じのラーメン店にとって替わられ、近隣の「大島ラーメン」とのコンビネーションによって、界隈は一気に「ラーメン不毛の地」へと転落してしまったというわけです。

さて、今日発見したラーメン店は、残念ながら音羽通りではありません。

小石川植物園近くの、桜並木で有名な播磨坂にあります。付近を歩いていて偶然見つけました。


これです。外観はどう見てもカフェ。あるいはブラッセリーといった佇まい。しかし正面に「らぁ麺」の看板が見えます。なんだなんだ?


もしやと思って近づくと「MORIZUMI」の文字が。そうです。かつてのちゃぶ屋の主人、森住康二の店でした。それにしても、相変わらず気取ってますねえ。


早速入ってみましょう。店内もカフェ風で、客層も若い。店主の森住氏のほかに、かつて音羽のちゃぶ屋にいたスタッフの顔も見えます。懐かしいぞ。


器も、重心が高いちゃぶ屋時代のスタイルと変わりません。箸はテーブルの右手についた引き出しに入っている、これまた懐かしいスタイル。

品書きは、醤油らぁ麺918円、塩麹らぁ麺918円、醤油煮たまごらぁ麺1026円(冒頭の写真がこれ)など。

食べログも3.53ついてます。
播磨坂もりずみ


こちらは塩麹麺。ちゃぶ屋時代は、塩味系は梅塩らぁ麺ってのが名物だったんですが、若干メニューが変更されているようです。水餃子もありますね。これも懐かしい。

麺があいかわらずツルツルです。スープも熱々すぎないほどよい温度。いや素晴らしい。懐かしい味を堪能しました。

店主におかれましては、くれぐれも拡大戦略は封印していただき、この店を末永く続けて欲しいものですね。

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