テックと映画と音楽の祭典、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)に初めて参加してきました。期間中、オースチンの町は非常に賑わっており、特に夜は毎日がお祭り騒ぎ。世界中から集まってくる参加者は、若い人たちがかなり多かった印象です。
しかし、「何かいいもの見つけた?」と言われれば、「ちょっと微妙だったよね」というのが正直なところです。「来年も来る?」と聞かれれば「50:50だね」と。このエントリでは、今年のSXSWの体験と、次回また来る時のためのTIPSを箇条書きにしていきます。
オースチンの空港〜ダウンタウンは、車で20分。タクシーで35ドル(チップ込み)。帰りはウーバーだったので16ドルぐらい。
3月なのに、気温が連日30度超えで超暑い。MAXが華氏96度って言ってたから、35度ですね。ピークは17時です。夕方が一番暑い。朝晩は涼しいんだが。
しかし映画館に入ると冷房が効きすぎで、長袖が必要。この感じ、香港とかシンガポールとかアジアの都市と同じだよ。
映画はけっこう満員になる。30分前だと遅いぐらい。絶対に見逃したくないものは、コンベンションセンターでExpress Passをゲットして、30分前までに映画館に行けば確実に見ることができる。Express Passは1日2本まで申請可能。
市内の交通。ウーバー、リフトはジャンジャン走ってる。今回、オースチンでウーバー、リフトに4回乗ったが、何とそのうち3回が女性ドライバー。しかもひとりはマニュアルシフトのミニ。アメリカでマニュアル車運転している女の人は初めて見たよ。
コンベンションセンターやヒルトン、マリオットなどメイン会場は、何処に行ってもWiFiがサクサク繋がる。上手くオペレーションすれば、SIM買わなくていいかも。WiFiは「SXSW2016」と「SXSW2016 5GHZ」もどっちもOK。ただし、映画館にはWiFiが飛んでない。
ドック・トゥ・ドックのレンタル自転車もあるんだが、暑すぎてあんまり使う気になれない。
映画がつまらない場合、スムーズに途中退席できるように端っこの席に座っておくのがいい。映画が見られなかった/つまらなかった場合にそなえて、プランBを必ず用意しておこう。プランB実施の場合、移動についてもシミュレーションしておくとグー。
パネルディスカッションは意外に難易度高し。この「That Snapchatter Makes More Than You」というパネルに出ていたおネエさん3人、凄い早口でしゃべりまくるわ、スライドは1枚もないわで何がなんだか……。
VR系のデモもいくつか体験してみたが、まだまだ黎明期というレベル。このゴーグル型のモニターが普及するかはかなり微妙と感じましたね。
2015年インタラクティブ・イノベーション・アワードの表彰式がなかなか良かった。知ってるサービスやアプリがひとつもなかったのはヤバイ。日本に帰ったら、ひとつずつチェックしてみよ。
SXSWモバイル・アプリが便利。見る映画、参加したいカンファレンスをMy Favoritesに登録しておこう。
コンベンションセンターの外に出たら、オバさんに呼び止められて「あなたのリュックのメーカーを教えて」って言われた。「So adorable」だって。羽田空港第一ターミナルの伊勢丹ショップで買ったリュック。
テキサスなので、テックスメックス2軒ほど行ったが、どうも今ひとつ。ウーバーのネエさんに「オースチンは何が美味しいの」って聞いたら、フードトラックが流行ってると。コンベンションセンターの外に何台かあるので、次回はトライしてみよう。
以下、SXSWで見た映画と短評。
「Learning to See」……珍しい虫を撮影するために、アメリカからコロンビアに移住したカメラマンに関するドキュメンタリー。珍しい虫がたくさん見られた。
「Alive and Kicking」……スウィングダンスに興じる若者たちの映画。オースチン出身の女性監督の作品。途中で出た。
「Tony Robbins: I Am Not Your Guru」……鬼コーチによるコーチングの映画。6日間で4000ドルぐらいのコーチング合宿に密着。みんな人生変わってた。ネトフリ製作。
「Asperger’s Are Us」……アスペルガー症候群の4人の若者に関するドキュメンタリー。これ期待したんだが 今イチだったな。カタルシスが小さすぎて。
「I Am Not A Serial Killer」……ドクことクリストファー・ロイドがシリアルキラー役を怪演。グロかった。途中で出た。
「Cameraperson」……マイケル・ムーアの「華氏911」などでカメラ回した女性撮影監督によるドキュメンタリー。なかなか良かった。マイケル・ムーアもちょっとだけ出てる。
「The Arbalest」……批評家大賞とった作品なんだが、今イチだった。プロダクション・デザインはカワイイ。
「Sound breaking - Stories from the Cutting Edge of Recorded Music」……超面白かった。ビートルズ、ピンク・フロイド、ボストン! 写真はティーチ・インに登場したトニー・ヴィスコンティ。デヴィッド・ボウイの思い出など語ってくれました。
以下、見逃したんだが、気になってる映画。
「Yarn」……クローシェ編みやニット編みでアートを作るアーティストに関するドキュメンタリー。
「Operation Avalanche」……1967年にCIAからNASAに送り込まれたスパイに関する物語。彼らは何を目撃したのか?
「In a Valley of Violence」……19世紀末、殺された友人の復讐を企てる男の話。西部劇。ジョン・トラボルタ、イーサン・ホークほか。
「Hardcore Henry」……全編Go Proで撮ったサイコ・アクション映画。一度死んで、甦ったら記憶が全部飛んでた男が主人公。シャルト・コプリーが出演。予告編貼っときましょう。
完全一人称視点だね。凄い。超見たい。「ハードコア・ヘンリー」4月8日全米公開。
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