2014年6月18日水曜日

表参道のアップルストアに行ってみた

週末、渋谷に行く用事があったので、ついでに表参道にオープンしたてのアップルストアに行ってみました。着いたのが19時近くで、もう日が暮れていました。


左手前にそびえる大きなケヤキの木がシンボリックですねえ。正面と左右の3面がガラス貼り。店内中央には神々しく輝くリンゴのマークが吊られています。



地上1階、地下1階。空間を贅沢に使った、実に広々としたスペースです。


螺旋階段で地下に下りると、広大な売り場とジーニアスバーなどが現れます。

お店は、表参道に面しています。原宿駅から表参道を246に向かって上って行くと、表参道ヒルズよりちょっと上、とんかつまい泉へと曲がる道の角って言った方がいいかな。


表参道駅から行くなら、千代田線の上にあるA2出口から地上に出ると真ん前にあります。

日本では、8店舗目のアップルストアです。東京では、銀座、渋谷についで3店舗目。残りの5店舗は、大阪、仙台、札幌、名古屋、福岡ですね。

この8店舗というのは、日本におけるアップル商品の人気の高さからすると、実は相当に少ないというのをご存知でしたか? ちなみに、イギリスには36店舗、フランスは17店舗、イタリアだって14店舗のアップルストアがあるんです。日本は、直営店ではなく、量販店を大事にするという独自の戦略みたいですね。

とはいえ是非日本にも、もっとたくさんのアップルストアを作ってほしいものです。古民家を移築したアップルストアとか、東京駅にレンガ造りのアップルストアとかあるといいよねえ。

この日は何も買いませんでしたが、店内眺めていて気になったのが、このJBLのPulseというスピーカ-。


曲に合わせて、本体(胴体)が赤や青に発光します。ブルートゥース接続ですね。1万8800円。



アマゾンだと1万7754円でした。さすがアマゾン。

……って、アップルストアの話だったのに、何というオチw

2014年6月14日土曜日

ワールドカップ2014、使えるアプリはこれ!

ワールドカップ・ブラジル大会が始まりました。スペインの屈辱的敗北は衝撃でしたよねえ。

さてさて、スマホアプリ全盛の時代だけあって、W杯アプリもいろいろとリリースされています。2010年南ア大会の時は、こんなくだらないものしかなかった。

ブブゼラを鳴らすアプリ

だけど今回は実にたくさん出ています。

ただし、例によって、無料なんだけどアプリ内課金だらけの詐欺アプリや、試合結果を速報するだけで他には大した特徴もないクソアプリも少なくないので、DLの前にきちんと吟味する必要があります。


そんな中、私が選ぶもっとも素晴らしいアプリがこれ。


Legends Stadium 2014

上の画面は、このアプリを立ち上げた状態(ホーム画面)です。ホーム画面は、これから行われる試合のカード(国旗つき)と、その試合のTV中継開始時間、オンエアされるTV局がシンプルに表示されています。

実に分かりやすいUI、しかもエッセンシャルな情報のみをドーンと出す潔さに感服です。

画面をスクロールダウンしていくと、すでに終わった試合のカードが現れます。


ここで注目してほしいのは、この画面自体には結果(スコア)を表示せず、画面タップによって結果画面に遷移するところ。


実に気が利いてます。

今回のW杯は、日本では試合時間が深夜〜早朝なので、録画して後から見る場合など、試合結果を知りたくないケースも多いはず。そこにちゃんと配慮しています。

このLegends Stadiumアプリには、他にもニュースやコラムやいろいろなメニューがありますが、その中でも「実況タイムライン」がまた素晴らしい。


タイムラインそのものは、単に実況しているだけなのですが、重要なシーンには動画のアイコンがついていて、動画を再生することができます。特にゴールシーンなどは「360°リプレイ」で見られるものもある。つまり、1つのゴールシーンについて、色んな角度から撮影された動画が複数アップされているんです。


正直、ここまで至れり尽くせりなアプリが無料で使えるなんて驚きです。今大会期間中、使い倒してみようと思います。「Legends Stadium 2014」、App Storeでどうぞ。

しかしこのアプリ、iOS版しかありません。Androidの方は、残念ですが「日経W杯2014」をオススメします。こちらの日経のアプリは、iOS版とAndroid版の両方があります。

残念ですがと書いたのは理由があって、このアプリ、iOS版はダメダメなんですね。

どうダメか? まず、アプリの立ち上がりに時間がかかりすぎ。


アイコンをタップすると、このローディング画面が出るんですが、これがずーっと動かない。待つこと20秒以上でようやくホーム画面に遷移するという……。


しかも、ホーム画面が「ニュース一覧」で構成されているので、前述の「知りたくない試合結果」がズバリ出ていたりする。OMG……ま、こちらはタイミング次第ですね。

……という若干のリスクはありますが、メニューは豊富だし、コラムやニュースも非常に読み応えがあるので(何つったって日経だし)、クオリティは文句なし。アプリの起動時間も、iOS版に比べればはるかに短いので、Androidの方はこちらではないかと。

もう一つアプリをご紹介。

ワールドカップに限らず、世界のサッカー情報全般を網羅的にカバーしているのがこれ。「Goal.com」のアプリです。


日本人目線でなく、海外の記者が執筆した文章が(日本語で)読めるので、思考がガラパゴス化しないというメリットがあります。

こちらはiOS版もAndroid版もあるので、ワールドサッカーを追いかけている方にオススメです。

Jリーグの情報も載っています……J2は載っていませんけどね……Orz。

2014年6月9日月曜日

外出先からスマホで録画予約可能!ソニーのBlu-rayレコーダが便利すぎる

W杯、もうすぐ開幕です。

ちなみに、ブラジルにおける日本代表戦のチケットを3試合分持っているんですが、諸般の事情でブラジル行きは諦めました。このチケットどうなるんだろ。


現地での観戦を諦めたいま、自宅で我が身がボロボロになるまで試合を見てやろうと決意したわけですが、試合開始時間を調べてみると、日本時間では01:00、04:00、07:00ってのがデフォルトです。グループリーグは。

さすがに、全部を生で見るわけにはいかないので、たんまり録画できる体制が必要になるわけですが、現在、我が家の録画機材はというと、7年ほど前に買ったPanasonicの20GB(少なっ!)のHDD(+DVD)と、昨年、テレビをブラビアに替えたときに買った、500GBのHDD(USBで繋ぐタイプ)というなんとも貧弱な布陣。

たまーにもらうBlu-rayのサンプルディスクも再生できなくてちょっとマズいなって事情もあり、ワールドカップが始まる前に新しいHDDレコーダーを購入することにしました。

機種はすでに決めてあります。ソニーのBDZ-ET2100です。Blu-ray+HDDが2TB。カカクコムで最安値を調べると、およそ7万4000円。日本戦のチケット6枚分より全然こっちの方が安いというね。何だか少し理不尽なものを感じます。


この機種に決めた理由が2つあります。

・外出先でも、スマホから録画予約できる。
・放送中の番組や録画した番組が、外出先でスマホやPCで見られる。

これはけっこう画期的ですよ。

かつて私は、ガラポンという全番組録画端末を購入しており、こちらもとても便利なんですが、2つの不満がありました。

地上波全番組を録画するガジェット、ガラポンを買ってみた

・ワンセグでの録画なので、BS、CS放送に対応できない。
・ワンセグなので、画質のクオリティがちと厳しい。

ワンセグならではの宿命ですねえ……。

BDZ、最安値の店から通販で買いました。はい、ブツも無事に届きましたよ。早速使ってみましょう。

まずは自宅のWiFiにBDZを接続します。

そして、外出先で操作するための専用アプリをダウンロードします。これはスマホ側での操作。


TV SideViewってやつ。

なんとこのアプリ、500円もしやがった。クーッ、お金取るのかソニー。軽くむかつく……。

1アカウント(=500円)で、6端末まで対応可能です。

早速アプリを使ってみましょう。実際に使うのはiPhone版です。もちろんAndroid版もあります。


設定画面で、「外出先録画予約」と「外出先視聴」にチェック。そうです、そうです。この機能が目的でこの機種にしたんです。

これでスマホで録画予約ができるようになり、スマホでテレビが見られるようになりました。この時、自宅のBDZは、WiFiに繋がっていることが必要。ただし、電源ONである必要はありません。待機状態で大丈夫。


アプリを起動し、「現在放送中」の画面から「国会中継」を選びます。番組説明の画面に遷移しますので、左下のプレイボタンをタップすると、受信が始まります。とっても簡単。


国会の画面を出してもつまらないので、サッカー日本代表の試合をご覧ください。コスタリカ戦の時のもの。


けっこうキレイに映ります。4Gで十分に受信可能。ただし、長時間の視聴を行う場合はパケ代に注意が必要です。

参考までに、ガラポンの画像はこのクオリティ。


歴然ですね。正直、サッカーはワンセグ&スマホではちとキツいです。だけど、HDなら大丈夫。

続いて、スマホから番組予約してみましょう。

これも簡単です。番組表一覧を表示し、録画したい番組を選択。


右下にある3つのアイコンの真ん中、録画予約ボタンをタップすると……。


この画面に遷移するので、右下の「OK」をタップして録画完了です。

これは便利だわ。なんだか、長年の夢がかなった感じがします。

まあ、どちらかと言えば、スマホで番組を見る機能の方が使えそうですね。ワールドカップの試合は深夜~早朝なので、出勤前に、録画したのを家で途中まで見て、続きを電車で通勤がてらiPhoneで見るってことも可能ですよ。

これなら旅行にも行けるなあ。海外の旅先でテレビ中継がない場合でも、日本で中継されていれば、このアプリで見られますからね。

便利な時代になったもんです。さあ、開幕のブラジルvsクロアチア戦まであと4日!

2014年6月1日日曜日

クロームキャストを買ってみた。アップルTVと比べてどうなのよ?

グーグルが、今週、突然日本でも発売し始めたクロームキャスト。4500円ほどで買えることもあって、私の周りでも結構買ってる人が多い。アップルTVがおよそ1万円なので、半額以下ですね。

私も、早速Amazonで購入してみました。


ブツは、こんな箱に入ってやってきます。

テレビのHDMI端子に直接挿入して使うので、本体は小さい。これだけ小さいと「お、いいなあ」と思うでしょう。

だけど、実際にはこれだけの内容物が。


HDMI端子は給電ができないので、別途電源コード(上)が必要になるわけですね。右下のケーブルは、HDMIを延長するもの。テレビによっては、背面のHDMI端子の位置がよくないケースもあるわけで。私の場合は必要ありませんでしたが。


クロームをHMDI端子に挿入し、クローム本体のてっぺんに電源コード(マイクロUSB)を差し込んで、コンセントへ。

ちょっと前に、ソフトバンクとかauが発売していたスマートTVデバイスは、HDMIに挿入し、給電はUSBからという仕様だったのですが、テレビの背面を見てみると、その仕様がなかなか厳しいことが分かります。我が家のブラビアも、1つしかないUSBポートは外付けHDDの定位置になってますので、もしもクロームキャストがUSB給電だったら即効アウトでした。

さて、このクロームキャストの正体は、いわゆるVODサービス用のセットトップボックスです。アップルTVや、ひかりTV、U-NEXTなんかのセットトップボックスと一緒です。

中でも、回線を提供する会社のサービスではない点(インターネット回線を使う)、月額の固定費用がかからないという点で、アップルTVが一番近いですね。クロームキャストは、アップルTV同様WiFiでインターネットと接続します。

アップルTVとの大きな違いは、専用のリモコンがないこと。それはつまり、ポータル画面がないことでもあります。


アップルTVのポータル画面はこんな感じ。現在21(外部12+iTunes関連9)のメニューがあって、シンプルな作りの、専用リモコンで操作します。

一方、クロームキャストはスマホで操作します。スマホをリモコンがわりに使うのです。

ポータルがないので、別途、視聴したいサービスのアプリを個別にインストールしていく必要があります。


Google Play ムービー、YouTube、dビデオ、ビデオパス……現時点で12のサービス(=アプリ)が用意されていました。

結論を言ってしまうと、すでにアップルTVを持っている方は、クロームキャストを買う意味はほぼないと思います。アップルTVを持っていなくても、自宅で使っているPCがMacだったり、使っているスマホがiPhoneならば、やはりクロームキャストを買う意味はあまりない。

なぜなら、クロームキャストでは、iTunesのライブラリを読み込むことができないからです。

逆に、アンドロイドユーザーで、PCなどでもiTunesをあまり使わない人ならクロームキャストを買う意味はアリでしょう。Google Playで購入した映画を自宅の大画面テレビで視聴可能になります。AppleデバイスにおけるAirPlayに相当する機能(Cast)もついてます。

いろいろアプリを見ていくと、「Post」というワシントンポストの動画アプリ(ニュース視聴アプリ)に、思いがけずイーロン・マスクが出てました。ドラゴン2という、有人の宇宙船を披露していましたよ。


あと、「Viki」という韓流アプリでは、フィリピンのテレビドラマやベネズエラ(表記が「ベネゼエラ」になっててご愛嬌)の人気番組が見られるのがなかなか新鮮で面白かった。

さてと。

いろいろなアプリを試して考察するに、このグーグルクロームは、アンドロイドでYouTubeを日常的に視聴するユーザーが、自宅のテレビで大画面でYouTubeを見るためのものではないかなと。

そもそも、ネットでお金を払って映画やドラマを買う習慣がある人で、しかも、PCやスマホから自宅のテレビに動画を出力するスキルのある人は、すでにアップルTVを持っていると思うんですよ。

だから、動画は基本、無料で見るって人たちがクロームキャストのコアユーザーじゃないかな。

あとは、dビデオやビデオパスといった、キャリア系の動画サービスのユーザーでしょうか。



いずれにせよ、安いから取りあえず買っとけってばかりに飛びついた人たち(私も含め)が、「うーん」って頭を抱えている姿が目に浮かびます。

その証拠に、ヤフオクで「Chromecast」を検索すると、3000円台がゴロゴロ出てきます。来週には2000円台に突入するんじゃないかと。

まあ、私はもう少し使ってみますけど。アップルTVと併行して。

これから、自動車や住宅の領域でもアップルとグーグルの激しい覇権争いが始まります。この、テレビめぐる攻防は、そのほんの端緒に過ぎないと思います。まだ、どっちも勝利していない戦いですね。

そもそも、こんなテレビの一端子をめぐる攻防じゃなく、テレビ受像器をめぐる、いやテレビ放送の未来を懸けた、サムスンとかソニーとか、果ては世界中のテレビ局をも敵に回した、アップル&グーグルの壮絶な戦いを早く見たいんですが。