さて、決勝トーナメント(R32)における日本の第一戦。6月29日のブラジル戦は、NRGスタジアムで正午キックオフでした。席はFIFAマーケットプレイスで購入したカテゴリー3、フロアとしては6階相当の天井桟敷席でしたが、これはこれで悪くない。全体を俯瞰できるので、むしろピッチ近くの席より好きなくらいです。
観客は6万9000人強入ったみたいで、ざっくり75%がブラジルサポ、15%が日本サポ、10%が無印って感じでした。ちなみに、会場における勝敗予想はブラジル60〜70%、日本30〜40%ほどで、サポーターの割合よりも日本推しがやや高め。
圧倒的なアウェイ感、日本では経験したこともない異様な雰囲気の中でキックオフ。そして、前半29分に佐野海舟の見事な先制ゴールが決まって日本が1点リードで後半へ。
しかし、ブラジルはブラジルでした。後半に猛攻を仕掛けてくる。
ザイオンも再三の好セーブを見せていましたが、カゼミーロのヘディングで同点に。さらに、後半の後半、日本はブラジルにボコボコにされましたよね。アディショナルタイムに逆転弾を浴びて、2対1とされて敢えなくタイムアップ。
チュニジア戦以降、自分も含め日本国民は「次も勝てるかもしれない症候群」に苛まれていた感じがします。この試合もそう。スウェーデン戦もそうでした。
しかし、まだまだ日本はそんなレベルには到達していなかった。大会のダークホースとして注目される国のひとつではありましたけど、強豪と呼ばれるにはまだまだほど遠い。ブラジル相手に「勝敗予想=50:50」になるレベルまで、あと10年や20年はかかると感じます。少なくとも。
個人的には、2018年のロシア大会観戦の折、ポーランド代表との不愉快な談合試合を見た後、ベスト16に残った日本の次の試合(ベルギー戦)を現地で見るかどうか悩んだ結果、帰国を決断。日本対ベルギーの試合はフライト中に行われたので観戦できず、帰国した空港で日本の敗戦を知るという消化不良体験がありました。しかし今回は、結末を現地で見届けることができて満足です。負けたけど、それなりに達成感。日本の敗戦(=現在地)をしかと見届けた。
初めて訪れたヒューストンスタジアムは、「天空のスタジアム」といった印象です。ゴール裏が4層、メインスタンド、バックスタンドは7層もある、巨大な四角いすり鉢状。
早く着きすぎてやることがなかったので、6階エリアを1周してみました。これはダラスの会場でも感じたことですが、コンセッションの多さに驚きます。
常設店があり、ポップアップストアがあり、テラスバーがある。客席エリアの扉から、20〜30歩も歩けばフードやドリンクが買えます。とっても便利です。
そして、どのスタジアムでもFIFAのショップは大行列です。フロアに2箇所ありました。ブラジルのユニフォームは売ってましたけど、日本のはナシ。
帰る途中、アメリカ人らしき男性が、ふり返って握手を求めて来ました。白いシャツを着ていたので、ニュートラルな感じで見ていたサッカーファンでしょうか。グッドルーザーを称える感じ? 日本が負けた試合では過去に記憶のない、印象的な出来事です。
帰りの動線には、ハイドレーションポイントが設置されており、多くの観客が立ち寄って喉を癒していました。ダラスも暑かったけど、ヒューストンも気温が高くて消耗しました。観戦中はエアコンが効いてて快適なんですが、スタジアムへの行き帰りの道中は、直射日光と暑さで消耗するので、ハイドレーションブレイクが必要です。
日本は敗戦しましたが、おかげで、ヒューストンからの帰国便に心おきなく乗ることができます。後ろ髪にひかれる思い、一切なし。帰国の前にもう一泊滞在するので、美術館巡りでもしてみようかと思います。
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