2011年1月16日日曜日

インドで売ってるCDがいい加減すぎる件

インド旅行では、CDを大量に買いました。20枚ぐらい。1枚あたり200〜300円ぐらいなので、ほとんど抵抗なく買っちゃいますね。勢いで、前日買ったのと同じ物を買いそうになったことも。危ない危ない。


中でも、チェンナイのミュージック・シーズンで生演奏を聴くことができたU・スリニーバスというマンドリン奏者はちょっとした発見で、彼のCDはチェンナイにいる間に6枚買いました。


例えばこちら、ソニー・BMGから出ているアルバム。ちゃんとプラケースに入って175ルピー。350円ぐらい。まあまあ高い部類です。


で、こちらはバンガロールのLAHARIというレコード会社から出ているアルバム。ジャケットの写真がほとんど一緒ですね。背景の波しぶきが微妙に違いますが。こちらは紙ジャケ。もちろん、アルバムタイトルも曲目もまったく別物です。

買う時点で怪しいなあと思いつつも、値段が30ルピー(60円!)なので、躊躇するだけ損。勢いでカゴに入れてお会計。

ところが、日本に帰って聞いてみると、このアルバムは6曲入りなのに、2曲目が終わったところから先に進まない。CDの焼きが甘いというか浅いんでしょうか。PCのドライブに入れてみると、再生できる場合もありますが、3曲目以降は針飛びのようなノイズが入っていて、とても聞けたものではありません。やはり、60円じゃ仕方ないなという感じ。

「スラムドッグ・ミリオネア」で日本でも知名度が上がったA・R・ラフマンのベスト盤なんかも何種類も出てます。CD4枚+DVD1枚という豪華セットを買いましたが、これも、2枚目がまったく再生できません。

インドのCD、安いのはいいけど不良品も多いです。インドでの買い物って、つねに勝負ですね。


とはいえ、インドでは、日本ではまず手に入らないローカルな貴重盤が多数。例えばこちら、故ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの甥っ子、ラーハット・ファテ・アリ・ハーンのベスト盤。ラーハットはじめ、イスラム神秘主義から派生したスーフィー関連のアルバムが数多く売られているのは嬉しい限り。ついつい買いすぎてしまうんですよ。

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