最近、ひょんなことで東京郊外の撮影所を訪れる機会がありました。その際、撮影所のスタッフたちにドローン出現後の空撮事情、移動撮影事情など聞いてみた時に「あ、そう言えばこれ凄いっすよ!」と見せてもらった機材がこれ。
スマホで動画(スチル写真も)を撮影する際に使うジンバルです。移動撮影用のスタビライザーね。DJIのOsmoという機種で、カメラの着いてないタイプ「Osmo mobile」です。
で、翌日、自分でも買っちまいました。Amazonで。
どうでもいいけど、付属のケースが微妙です。小学生の頃、ソロバン塾に通っていたのを思い出しましたよw。ソロバンケースだわ、このシェイプ。
早速Osmoをセットアップしてみましょう。iPhoneをステイにハメ込んだら、ダイヤルをグリグリ回して固定します。ここは簡単。
ただ、そのままだと水平が安定しないので、スタビライザーに対してiPhoneがバランス取れるように、調整ノブを回しながら細かくステイを出し入れしてFIX。ここ結構面倒くさ。
さあ、ポジションも固まったので、早速撮影してみましょう。
本体の電源をONにします。電動でステイがクルリと回転してウィーンと起き上がります。おおー! 重りでバランスを取るのではなく、電動アシストで姿勢をキープするんですね。
撮影は「DJI GO」という専用アプリで行います。Osmoの本体に組み込まれたボタンを操作して、iPhoneのカメラから撮影可能です。
挙動になれてきたので、家の外に撮影しに行ってみましょう。神楽坂の狭い路地を通過する様子を、動画で撮ってみました。1分21秒。
全然ブレません。途中、走っている部分もあるのですが、画面はすこぶる安定しています。
これは凄いわ。ステディカム並みの安定感。もう、気分はエマニュエル・ルベツキでっせw
公式の商品説明動画では、スタビライザーとしての基本機能に加え、人物を顔認識して追いかけるアクティブトラック機能、モーション・タイムラプス動画など、さまざまな付加機能も紹介されています。
Osmo mobile紹介動画(1分34秒)
GoProにしても、ドローンにしてもそうですが、撮影機材はどんどんコンパクトになり、しかも機動性が恐ろしく向上しています。いま、チープ革命の主戦場のひとつは、映像ソリューション業界です。ふだん使っているiPhoneとちょっとした機材で、誰でも簡単にプロ並みの映像が撮れる時代。
今回、DJIの商品を初めて買いましたが、この深センのメーカーからはしばらく目が離せませんよ。何しろ、世界のドローンのシェアのうち、70%を占めているのがDJIなんですから。
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