今回、旅の最終目的地はポートランドでしたが、東京からアメリカへは成田〜サンディエゴ便を使いました。というのも、今回のチケットはJALのマイレージを使った特典航空券を利用。私の希望の日程では、ロサンゼルス便にもサンフランシスコ便にも空席がなく、サンディエゴ便のみ空席があったというわけです。東京から西海岸3都市への特典用の空席の多さは、サンディエゴ>ロサンゼルス>サンフランシスコって感じ。JALの場合。
サンディエゴ空港でUberを呼ぼうとした時のこと。出口に向かって通路を歩いていると、こんな案内表示が。
「↑Ride Share」なんと、ライドシェア(おもにUber、Lyft)の乗り場を示す案内です。世界中の空港で、現地のタクシー会社とライドシェア各社は、乗り場の利用権をめぐってバチバチ火花を散らしているというのに、サンディエゴはなんてさばけた空港なんだろう。
表示に従って歩いて行くと、ちゃんとライドシェア用の乗り場が設置されている。Uber、Lyftは、完全にアメリカ人の日常の足になっています。
ちなみに、私が行った時の空港からダウンタウンまでの運賃は、Uber POOL(相乗り)が7.88ドル、Uber Xが9.41ドルという感じでした。空港がダウンタウンからかなり近い。
サンディエゴ空港にはこんなのもありました。トイレの表示。
男性、女性、中性。3つのジェンダーのアイコンを表示しているトイレは初めて見たなあ。中性のアイコンがこれでいいのかって疑問もありましたが。
サンディエゴからポートランドまでは、往復ともにアラスカ航空を使いました。尾翼のエスキモーのイラストがナイスですよね。モデルとなったのはどんな人物なんでしょうか?
アラスカ航空って、かつては極北のローカルとローカルを結ぶニッチなエアラインってイメージだったんですが、昨年(2016年)はヴァージン・アメリカ航空も傘下に収めるなど、なかなか存在感を高めています。
さて、以下、初めてのサンディエゴ訪問に関する覚え書きです。
・サンディエゴの人口は140万人。LAに次ぐ、カリフォルニア州第2の都市。人口は増加傾向にあります。
・日本人は1万8000人が住んでいる。日本人学校は、幼稚園から高校まであるとのこと。
・サンディエゴは海軍基地などもあって海軍の町として有名だが、最近は、バイオ系の研究者がたくさん訪れる。ソーク研究所が有名。
これ、今回行きそびれた場所のひとつ。ソーク研究所はルイス・カーンによる建築で有名です。ダウンタウンから北の方に行ったラホーヤ地区にあります。現地にいるときに、ガイドさんからソーク研究所のことを聞いたんですが、この建築を思い出せなかった。「2度目のサンディエゴ」リストに入れておこう。
・サンディエゴからLAまでは、車で200キロ。渋滞を加味しても、2時間半あれば着くそうです。
・近年、寿司屋は増えているが、日本人経営の店は減っている。コリアンタウンから韓国人がダウンタウンにやってきて、寿司に加えて焼き肉も出す日韓フュージョン的なレストランを開店する事例が増えているんだとか。
・日本食が食べたくなったら、ニジヤマーケットに行こう。納豆やらおむすびやらおせんべいやら、なんでもある。写真はウニ。チリ産で11.99ドル。分量は表示されてないのだが、100グラムぐらいかな。この店はコンボイストリート店。近隣に中華料理屋が何軒かあって、「エメラルド」「ジャスミン」「チャイナマックス」あたりが御三家だとか。
・サンディエゴを本拠地にしていたNFLのチャージャーズは、2017年シーズンからLAに本拠地を変えた。56年間サンディエゴ市民に親しまれてきただけに、このLA移転に市民はヒドくショックを受けたんだとか。
・MLBではパドレスがサンディエゴをホームタウンにしています。本拠地のペトコパークは、WBCの会場としても使われているそうです。
・サンディエゴでは、水道水がぬるぬるする感じ。気になったのでググってみると、水は硬水で、全米の都市の中でも水質が良くないことで有名だというエントリが山のように出てきます。こりゃアカん。くれぐれもサンディエゴで水道水は飲まないように。
Photo credit: https://www.flickr.com/photos/mcdonaldc/16562529130/">Chad McDonald
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