ポートランドからサンディエゴに戻ってきました。ここに2泊して東京に帰ります。今回、ポートランドに初めて行きましたが、サンディエゴも初訪問です。Webなどで調べたかぎりでは、それほど観光資源に恵まれているわけでもなさそうです。
さて、ここで何をしましょうか。
取りあえずホテルに向かいましょう。空港からUberを呼んで、ダウンタウンに向かいます。
途中、海の近くを通りかかった際、何だかとてつもなくデカい軍艦が見えました。おニイさんに聞いてみましょう。
「おニイさん、あそこに見えるデカい船は何?」
「ああ、あれはミッドウェイだよ」
「おおー、ミッドウェイか。知ってる知ってる。ここにいたのか。行けば見学できるの?」
「もちろん。船の中がミュージアムになってて、お金払えば中に入れるよ」
決まりです。空母ミッドウェイを見に行くことにしました。ホテルにチェックイン後、歩いて現地に向かいます。およそ25分で、USS MIDWAY MUSEUMに到着です。
入場料20ドル払って船に乗り込みます。船全体が博物館になっており、船内をくまなく見学できます。
入り口で日本語のオーディオデバイスを借りて(20ドルに含まれる)、船内に入ります。恐ろしくダダっぴろい空間が広がっています。遠くに戦闘機も見えます。これは格納庫でしょうね。
順路を1番から順に進んで行きましょう。船首の方に向かいます。
こんな狭い通路を通っていくと……。
薬局がありました。マネキンのおニイさん、ナイス笑顔です。さらに奥に進みます。
これは水兵さんが寝ていた3段ベッドです。実際に寝転がってみることもできます。
狭くて迷路みたいに入り組んだ通路を通っていくと、管制室がありました。
ミッドウェイには、実に色んな部屋があります。
上級士官用のシャワーつき個室があったり、教会があったり、歯医者があったり、食堂があったり、和風のクラブルームがあったり、映画を見られる大部屋もあります。まるでひとつの町みたいですね。
軍艦島を思い出すなあ。
階段を上って甲板に出てみましょう。
船の全長は300メートル。余裕で運動会ができますよ。
驚いたことには、ここに積まれている戦闘機のほとんどは、主翼が折りたためる構造になっていること。
これは知らなかった。省スペースのための工夫がされていたんですね。しかも色んなたたみ方がある。
この甲板員は、背中に「SHOOTER」と書かれてましたが、大変な人気です。みんな、横で同じポーズをとって写真とってる。もちろんマネキンです。
そう言えば、「トップガン」のロケ地はサンディエゴなんですよね。「♪Take My Breath Away〜」口ずさみながら甲板を歩きましょう。
戦闘機のコックピットの展示もあって、客は操縦席に座ることも可能です。おびただしい計器群にクラクラします。自動車とはワケが違う。
オーディオガイドを聞きながら船内を見ていくと、軽く2時間ぐらいが過ぎてしまいます。やや歩き疲れる感じ。
それにしてもすごい。すごいキラーコンテンツですわ、ミッドウェイ。
この船、横須賀が母港だった時代もあったよね。こんな巨大な船が、東京近郊に係留されてたなんて意味が分かりません。
しかしこれ、少年の頃にこの船に乗ったら、みんな水兵さんに憧れちゃうよね。
だって、六本木ヒルズの森タワーが地上238メートルなんですよ。60メートル長い森タワーが横になって海に浮かんでる図を想像してみてくださいよ。しかも戦闘機がたくさん積んである。そんな船に乗って大洋を航海してみたいって思いませんか?
もうね、いろいろ考えるところがありました。ミッドウェイ、いつかまた見に来るかも。
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