2013年11月19日火曜日

地上波全番組を録画するガジェット、ガラポンを買ってみた

ガラポンを買いました。ガラポンの詳しい正体については、公式サイトなどでご覧いただけるとすぐわかりますが、一言でいえば、地上波でオンエアされるテレビ番組をすべて録画して保存していくデバイスです。しかも、ネットが繋がる環境であれば、録画した番組をいつでもどこでも見ることができる(スマホアプリなど利用)という、にわかには信じられない機能をもったデバイスなのです。


ガラポンは、フルセグではなくワンセグの電波を受信・録画します。なので、画質のクオリティ的にはちょっぴり残念なのですが、まあそれでも超絶便利なのは間違いありません。

「急な飲み会に連行され、毎週見ているドラマを見逃す羽目に!」
「出張先のニューヨークで、サッカー日本代表の試合を生で見たい!」
「今見ている番組の裏番組も気になるんだが、ウチのテレビには録画機能がないから見られない!」

ガラポンがあれば、すべて解決です。

これ、合法なんでしょうか? 「企業情報」のページをチェックしてみます。

ブロードメディア、三井物産グローバル投資株式会社、クロノスファンドの3社によるベンチャーですね。さすがにこの面子から、非合法のデバイスは出てこないでしょう。

全局録画はまあわかる。レグザとかバッファローのHDレコーダーで、すでにそういう機能のものがありますよね。プロ用にはスパイダーとかもあるし。だけど、それをスマホでどこでも見られるってところが信じられない。公式サイトには、まったく合法だと書いてあります。

Q. ガラポンTVは法的に問題ありませんか?

A.法的に全く問題ありません。著作権法で「放送番組を私的に複製して楽しむこと」が認められております。安心してお楽しみください。

凄い時代になったもんです。

ガラポンは、公式サイトで通販で買えます。アマゾンでも売ってます。価格は3万9800円。税込だと4万1790円です。私が買ったのは、ガラポンTV参号機。



ちょっと高い? だけどこれで、NHKオンデマンドも不要だし、テレビ東京ビジネスオンデマンドも不要になります。ガラポン端末さえ買ってしまえば、月額利用料は一切かかりません。

うれしいことに、ガラポン本体はとても小さいんです。



長さは新書より短い。


CDと比べてもこの通り。


同梱物は、AC電源のみ。LANケーブルを自前で用意して、自宅のルーターに繋ぎます。インターネット回線はマストです。私の家はフレッツ光ですが、WiFiのみでも行けそうな感じも。ただ、設定が面倒そうなので、WiFiで使いたい場合はガラポンサイトのFAQなどをご覧ください。あとは、地上波のアンテナですね。アンテナのケーブルも自分で用意しましょう。

セッティングは実に簡単。LANケーブルとアンテナをつなぎ、電源を入れたら、ガラポンTVのサイトにアクセスし、ユーザー登録と視聴ロケーションの設定を行うだけ。設定が完了し、無事に電波が受信できていることが確認されれば、あとは放っておくだけ。勝手に録画が始まります。8局が登録可能なので、東京に住んでる私の場合、NHK総合、Eテレ、日テレ、TBS、CX、テレ朝、テレ東、MXを選択しました。

これで、出先でも帰宅後でも、「5時に夢中」を見ることができますねえw

番組の視聴は、PC、スマホ(iPhone、iPad、アンドロイド)で行います。スマホの場合は、無料の専用アプリを使います。



はい、5時に夢中。けっこう見られる画質です。ワンセグに慣れてる人なら問題ないかと。

ガラポンを買ったおかげで、我が家では死に筋に転落していたiPad3が息を吹き返しています。思わぬ副作用。

放送が終了している番組は、もちろん頭から再生することができますし、現在放送中の番組も、「追っかけ再生」の原理で頭から見ることができます。

ただし、追っかけ再生の番組は、画質がやや不安定だと感じました。

また、先日のニューヨーク旅行の際にも試してみたのですが、ニューヨークではホテルのWiFiが遅くて、ちゃんと見られませんでした。WiFiにせよ3Gにせよ、ある程度の回線スピードがないと再生は難しいです。JALの機内WiFiではまったく無理でした。

その点、日本国内にいる分には、よほどの山間部でない限り視聴可能です。

ただし、先のニューヨークのように、たとえスピードが遅くてもネットが繋がっているのであれば、番組自体をいったん端末にダウンロードして、保存したものを見ることが可能です。




番組を探すためには、「現在録画中」「日付でソート」「放送局でソート」などなどいろいろなルートが用意されていて便利。検索でもいけます。

うれしいことに、Apple TVにAir Playで出力することもできます。ただし、Air Playで大画面に送出した場合、画面はこんなレベル。


まあ、そこは割り切って使いましょう。

全局録画の番組は、14日間336時間分がハードディスク(500GB)に記録されます。容量がいっぱいになると、古いデータを新しいデータが順次上書きしていく仕組みです。

しかも、4TBの外付けハードディスクを追加することによって、120日間分の録画が可能になるんだとか。まあ、そんなにたくさん録っても見るのが大変なので、私には本体のみで十分です。

いやあ、ガラポン、本当に便利。唯一の不満は名前ですね。ガラガラポン!と番組が取り出せるって意味でつけたんでしょうか。



アプリのアイコンにしても、かなりやる気がないですよ。まあ、そこら辺はあんまりこだわりがないんでしょうね。



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