今回、八重山諸島を旅するにあたり、例によってアプリをいくつかDLしてみました。
しかし八重山に限らず、国内の旅行関係は、使えるアプリがほとんどないというのが現実です。
今回試した中でも、例えばこれはヒドかった。
石垣島観光なび
AR、スタンプラリー、クーポンなどのメニューから想像するに、これを入れたスマホを持って石垣島を散策してもらおうって目的のアプリだとは思うんですが、いかんせん「このアプリについて」の説明がどこにもないので、どう使っていいのか分からない。
代理店またはベンダー:「会長!ほら、これ見て下さい。いま最先端の技術、ARです。これ使ってアプリ作っちゃいましょう!」
会長:「よく分からないけど、何だか凄そうな技術だな。それでやってくれ」
……的なノリで、自治体が作らされちゃったアプリであるのは間違いないですね。
ええ、クソアプリです。
このアプリに絡んでいる石垣島観光交流協会のお仕事としては、むしろ次に紹介する「Ishigaki Travel」というアプリの方が全然まともです。
Ishigaki Travelには、2つの電子書籍(PDF?)が収録されているだけなんですが、これが意外に役に立つんだな。
まずは「石垣島おさんぽmap」
これが、先の石垣島観光交流協会の制作で、全14ページにわたる石垣島のスポット案内。ラブリーなイラストつきで、島内の見どころを紹介してくれます。
もう1冊が「八重山教育旅行のしおり」
こちらは、八重山教育旅行誘致委員会が制作した「八重山諸島への修学旅行を検討されている、学校や旅行会社向けの資料」とのこと。
全36ページにわたって、写真や図版たっぷりに、八重山の島々の観光スポットや食事、気候などについて説明しています。これがあれば、ガイドブックは要りません。
恐らく、紙の冊子をそのままデータ化しただけだと思いますが、自治体が修学旅行や観光旅行を誘致するためのBtoBな資料なので、かなり信憑性が高いんです。
こちらは、iPhoneよりはiPadでご覧いただく感じです。元がB5かA4サイズ相当なので。
iOSアプリでは、この2つしか見つけられなかったですね。あと、JALが「JAL沖縄 ちゅらナビ」ってアプリを出してますけど、これもクソアプリの部類ですね。
珍しいところでは、Android用のこちら。
石垣島に来夜(きてよ)
石垣のナイトスポット案内です。レストランやバーに加え、キャバクラやカラオケのお店紹介が載ってます。求人情報なんかも載っているので、これはフリペのオンライン版ですかね。iOS方面ではまず見かけない、夜の情報に特化したアプリです。さすがに風俗までは載ってませんよ。
フリペのオンライン版といえば、実はこれが一番使えるかも。
やえやまなび・スマホ版
これはアプリではないのですが「やえやまなび」という定番フリーペーパーのスマホに最適化されたサイトです。
「エリアで探す」「ジャンルから探す」「島の見どころを探す」というメニューが意外に使いやすい上に、絞り込み機能もついてます。
やえやまなびは、どの島でもあちこちに積んであります。2014年版が最新で、スマホサイトに飛ぶためのQRコードが表紙にありますので、そちらを使うと便利です。
やえやまなび
ただし、ソースがフリペなので、このフリペに載ってない(出稿していない)レストランの情報は出てきません。石垣島編で紹介した「焼肉やまもと」なんかは載ってない。ここ、重要なので注意してください。逆説的に言えば、やえやまなびに載ってない店=人気の店ってことかも知れませんよ。レストラン以外の、観光スポットを調べるのに使ってください。
そんなこんなで、一番使ったアプリは、やはりGoogle Mapです。レンタカーにカーナビがついてないケースが多いので、Google Mapはマストです。
今回は、GALAXY Noteをシフトレバーの棒にひょいと乗っけて使っていましたが、不安定極まりなかったので、スマホを車に取り付ける機材も持っていくと完璧です。
以上、八重山諸島に関しては、ガイドブックがなくても何とかなるんですが、いいアプリがないってのも現実。離島方面は、フリーペーパー文化がまだしばらく続きそうですね。フリペ+Google Map+食べログって感じ?
そうそう。八重山ではソフトバンクが「圏外」になるケースが続出。これだけ田舎になると、やっぱりドコモの圧勝です。au端末は持ってないので測定できませんでした。
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