2017年4月20日木曜日

未来キタ!Amazon Echoを買ってみた

いま、世界を統べる4大プレイヤーと言えば、Amazon、Apple、Facebook、Googleということで異論のある方はいないと思います。いわゆる「Gang of Four」ですね。

その彼らがいま、バチバチ火花を散らしている領域が、IoT領域における音声アシスタントです。実はこれ、日本ではまだ勝負が始まってすらいない。はっきり言って「日本、2周遅れ」です。


実は私、今年2月のCESで大変話題になっていたという話を聞いてから、Amazon Echoをなる早で買うと決めていました。しかしこれが、日本でなかなか入手できない。前回紹介したSONOSとか、Echoの一番の競合商品であるGoogle Homeなんかは、日本のAmazonで並行輸入品が購入可能です。しかし、EchoはさすがにAmazonの自社製品ってこともあり、並行品が売られてないんですね。そんならUSのAmazonで買えばいいやと思ったら、「日本にはシッピングできません」だと。

Amazon以外の並行輸入サイトは、ちょっと胡散臭くて使いたくないので、結局、LA在住の友人に頼んで日本に持ってきてもらうことにしました。ちなみに、USのAmazonではEchoは1台179.99ドルです。


来ました来ました。花瓶と並んでそびえ立っています。色は黒と白があるんですが、断然黒ですよね。「2001年宇宙の旅」ですよね。

さあ、早速セットアップして行きましょう。Echoは、日本では購入するのも大変なんですが、セットアップがまた大変なんですよ。

まず、Echoアプリをダウンロードします。いきなりですが、ここが最大の難関。何故かというと、Echoアプリは日本のApp Storeではダウンロードできないんです。


詳しい手順については、本エントリのケツにリンク貼っておきますが、USのApp Storeに行ってiTunesの別アカウント作って、Echoアプリをダウンロードしたら、今度はUSのAmazon.comで別アカウント作って、それでようやくログイン可能になると。ふう〜。

Echoアプリにログインしたら、セッティングを行います。タイムゾーンはちゃんと日本を選べます。Echoを起動し、WiFiに接続します。そうです、EchoはWiFiがマスト条件になります。


私の家では、すでにwemoとHueがWiFiに繋がっているので、これらをEchoにリンクします。いろいろ便利になりそうです。


現時点で、Echoは英語とドイツ語にしか対応していません。ウチの奥さんの強力なリクエストにより、英語はアメリカ式でなくイギリス式をチョイス。


さあ、アレクサと会話してみましょう。今は夜中の12時半です。

「Alexa, what time is it?」
「The time is twelve thirty am.」

よーし。次、天気。

「Alexa, what's the weather in Tokyo?」
「In Tokyo Japan, it's thirteen degrees with clear skies…」

凄え、凄え。ちゃんと会話できてるよ。しかもレス早い! ちなみに「in Tokyo」をつけないと、Alexaはシアトルの天気を知らせます。

Spotifyもアカウント連携したので、音楽をプレイしてみましょう。

「Alexa, play the Beatles on Spotify.」

やっほぅ。「Here Comes the Sun」かかってる。

凄いなあ、Amazon Echo。部屋の電気のオンオフもできるかな。

「Alexa, turn wemo on.」電気点いた。wemoはOKだけど、Hueが動きません。バージョンが古いのか。Hueは後回し。

それにしても、これはマジックですね。「Alexa」という言葉が、「オープンセサミ」とか「テクマクマヤコン」みたいな魔法の呪文に相当している。

7分ちょいありますが、動画を貼っておきましょう。これ見ると、Alexaに何ができるか、そして彼女の実力が分かります。そう、Alexaは女性です。


Spotify聞いた感想ですが、Alexaのスピーカーは、まあまあいい音を鳴らします。が、正直、サウンド的にはSONOSの方が上です。ここ、ちょっと残念なところ。

初めてのAlexa体験は、ちょっと前の映画「Her 世界でひとつの彼女」を思い出させます。いや、声のトーンからすれば、性別の違いはあれ「2001年宇宙の旅」におけるHALですかね。もっと分かりやすく言えば、「恐ろしく出来のいいSiri」ってとこか。

Amazon Echoは、アメリカやイギリスでバカ売れ中で、すでに500万台売れているそうです。そして間もなく、日本にもやってくるでしょう。

現状、Amazonが一歩リードしている音声アシスタント領域で、ライバルのApple、Google、Facebookはどう巻き返してくるのでしょう。噂によると、Facebookがもっと凄いのをベータテストしているらしいし。Siriもこのままじゃ絶対にアカンよね。

なんと日本では、LINEがこのポジションを狙っています。1年後にどうなってるか、とても楽しみです。未来は、どんどんアップデートされて行きますよ。いや〜面白すぎる。

▼アメリカのAppStoreの無料・有料アプリを日本からダウンロードする方法

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