2015年10月16日金曜日

珍しいフェリーに乗り、ロワールの古城を3軒だけ巡る

シャトーを1軒だけ訪問し、ボルドーを後にします。次なる目的地はロワールの古城群。オペルのディーゼル・エンジンに火を入れ、車の床が抜けるんじゃないかと思うぐらいアクセルを踏み込んで、ロワール最初の訪問先であるシュノンソー城を目指します。

このオペルにはカーナビがついていないので、iPhoneのGoogleマップをナビ代わりに使います。

目的地を入れると、フェリーを使うルートが出てきました。へえ、意外。


ジロンド川に差しかかると、確かにフェリー乗り場があり、10分と待たないうちにフェリーが近づいてきました。実は、このフェリーを逃すと次の船まで3時間以上待つというタイミング。超ラッキー。いや、Googleマップが凄いのかな。

横向きで近づいてきた小さめのフェリーは、そのまま真横に接岸します。


何と、船の横っぱらに乗下船ゲートがありました。こんなの見たことないよ。

普通、フェリーって船首か船尾から車を入れて、車を縦に並べて列にしますよねえ。少なくともこれまで、整列で乗せるフェリーしか見たことがありません。


しかしこの船は、こんな感じでヨコ×ナナメに車を積むんです。面白いっすね。

昨日同様、高速を時速160キロでぶっ飛ばし、サービスエリアのPAULでランチを摂り、夕方にシュノンソーに着きました。くたびれた。しかし空は青い。


川の上に聳える美しい城をサクっと見学して、その日の宿に向かいます。

今日もシャトー・ホテル。CHATEAU DE NOIZAYに宿泊します。


クラシックというか、ややオールドファッションドなホテルでした。ちょっと田舎な感じで、あんまし洗練されてない。まあでも、雰囲気は悪くないよ。

翌朝、次に向かうはアンボワーズ城、レオナルド・ダ・ヴィンチゆかりの城です。幽霊が出る件でも有名。


この城に隣接するサン・ユベール教会に、ダ・ヴィンチの墓もありました。


先を急ぎます。相変わらず移動がハード。

次、シャンボール城。世界一デカい城。この城、本当デカい。無駄にデカい。


なかなかカメラに全景が収まらないし。どんだけ後ろに引けばいいんだよ。

屋根がいい感じですよね。ガウディのカサミラを思い出すなあ。


今回、スペインからフランスに移動してきて、もっともたくさんの中国人を見かけました。日本人もけっこう多いね。

足かけ2日でメジャーな城を3つだけ訪問し、今日の最後の目的地であるヴェルサイユ宮殿を目指します。

実は正直、古城はどうでも良かったw。ボルドーからヴェルサイユに行くルート沿いに古城がたくさんあったので、せっかくだからついでに寄ってみっか的な。

で、今回の旅のハイライトは、ヴェルサイユの庭園で開かれている、アニシュ・カプーアの展覧会です。アニシュ・カプーアは、インド系イギリス人のぶっ飛びアーティスト。作品のデカさで有名なんです。


ほうら。こんな感じですよ。

ヴェルサイユでカプーア。何だかとってもワクワクします。ぐっふふ、楽しみだぜ。

いざ、ヴェルサイユへGO!

2015年10月15日木曜日

ボルドーで優雅にシャトー巡り。のはずが、プチ誤算

バイヨンヌでiPhone用のSIMを買い、寿司屋でラーメンを食べ、美味しいイワシの缶詰を買いました。さあ、オペルに乗って一路ボルドーへ向かいます。


ボルドーは、ちょうどブドウの収穫の季節。

バイヨンヌからボルドーまで、およそ200キロのドライブです。けっこう距離あるよね。天候はやや不順。道路は比較的空いてます。

ところで、フランスのオートルート(高速道路)は、走ってる車のスピードがとんでもなく速い。

私たちが今回走っていた高速は、だいたい片側3車線でしたが、走行車線(日本でいうところの一番左の車線)が120キロアベレージ。もっとも内側の追い越し車線だと160〜180キロぐらいでビュンビュン走ってる。

まあ、私もけっこうスピード出す派ですので、150〜160キロぐらいでVWやプジョーをブチ抜いていくわけですが、なにせこっちはオペルのディーゼルなもんで、相当歯を食いしばって走る感じ。

2時間半かけて200キロを走り、ヘトヘトになって今日の宿に着いたのが16:30。


はい、こちらが本日泊まるシャトー・コルデイヤン・バージュ(CHATEAU CORDEILLAN-BAGES)です。とても品の良いシャトー・ホテルです。早速チェックインします。

「マダーム、ムッシュー。当ホテルへようこそ。15:30のワイナリーツアーはお楽しみになった?」

「え???」

15:30にワイナリーツアーを予約していたのを忘れていましたよ。もう1時間過ぎてるじゃん。

このホテルの近隣にある、シャトー・ランシュ・バージュ(CHATEAU LYNCH-BAGES)を見学するパッケージコースを予約していたのですが、完全に時間を忘れてた。もう今日はすべてのツアーが終了しているようです。

コンシェルジュが気を利かしてしてあちこち電話してくれて、別のワイナリーを翌朝に訪ねることになりました。

翌朝9:30、シャトー・オー・マルビュゼ(CHATEAU HAUT-MARBUZET)を訪問。ホテルから車で10分ほどのロケーション。


朝っぱらから訪ねていった私たちを、とてもフレンドリーに案内してくれたシャトーのオバちゃんに大感謝です。

畑のブドウを食べさせてくれたり、収穫したばかりのブドウの選別の工程を見せてくれたり、たくさんのワインを試飲させてくれたり。


ググってみたところ、このシャトー、畑は58ヘクタール、カベルネ・ソービニヨン50%、メルロー40%、カベルネ・フラン10%とのこと。


この辺りは、メドックという地域で、有名シャトーが密集するエリア。シャトー・マルゴー、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラトゥールetc。しかし、こうした有名シャトーは、見学できる時期が決まっていて私たちが行った時は見学は受けつけてない模様でした。

この看板は、シャトー・ラフィット・ロートシルト。ボルドーの5大シャトーの1角です。


ちょっと覗いてみましたが、やはり見学は受け付けておらず、撤退するしかありません。

結局、シャトーは1軒だけにして、午前中でボルドーを切り上げます。

というのも、あと2日で500キロ走らなくてはならないというダイ・ハードなスケジュールのおかげ。

また今度、ゆっくり時間を作ってボルドーでワイナリー三昧の旅をしよう。

そうです。この慌ただしい旅は、次回ゆっくり訪れるためのロケハンと考える。マルゴーとかムートンの畑、一度は見てみたいもんね。


それにしてもこのエリア、見渡す限りブドウ畑が広がっていてなかなか壮大です。山梨の勝沼あたりとは全然違うよなあ。 

そう言えば、ホテルの近くのワインショップでこんなものを見かけました。


「神の雫」のフランス語版ですよ。Les Gouttes de Dieuだって。驚きましたねえ。

次は、ロワールの古城を軽く巡ります。

2015年10月13日火曜日

フランスでSIMフリー 2015秋 バイヨンヌ編 ラーメン・ブレイクも

無事、車も調達できたので、今日の宿泊地、ボルドー地方のポイヤックにあるシャトー・ホテルを目指します。

おっと、その前にSIMを手に入れなくては。スペインで買ったorangeのSIMは、ここフランスではずっと「圏外」です。フランスにもorangeがあるのに、まったく互換性はありません。まあ、プリペイドだから仕方ないけどね。

ランチも摂りたいので、途中、バイヨンヌという町に寄ることにしました。フランス・バスクの中心となる町で、サンチアゴ巡礼路でもあります。

路上のパーキング・エリアに車を停めて、ダウンタウンをぶらぶらしながら携帯のキャリアを探します。


お、ラーメン屋発見。実は去年もこの町に来たんですが、あいにくの日曜日でほぼすべての店が閉まっており、唯一開いていたチョコレート屋でチョコを買って帰った記憶だけが残ってます。

いくつかのお店を冷やかしながらぶらぶらしてると、SFRというキャリアのショップがありました。迷わず突入。

一切英語をしゃべらないお姉さんと、一切フランス語をしゃべれない我々が身ぶり手ぶりで会話した結果、こんなSIMが出てきました。実はこのSIM、トランジットのシャルル・ド・ゴールの売店で見かけたものと同じです。


SIM代金が9.9ユーロ。データ通信ができるプランのチャージ代金が10ユーロ。約2700円ですね。あとで取説を読んでみると、フランス語しか書いてないので半分推測ですが、データ通信は1GBで、15日間有効のようです。通話ができるかどうかは、不明ですw

持参しているiPhoneをお姉さんに渡すと、「このiPhone、言語をフランス語に変えてもらえる?」とのリアクション。

海外でSIMを買うときは、店員が操作しやすいように予め言語を英語に設定しておくのですが、このお姉さんは英語の画面を見ようともしません。しかも、設定を客にやらせるキャリア店員は初めてです。

そして、この言語の設定変更は、実行してから変更が反映されるまで、待ち時間が結構長いんですよ……。

「ちょっと、ずいぶん時間がかかるわね。こんなに時間かかるもんだっけ?」

この娘、ド素人じゃないの?という猜疑心がわき上がってきますが、ほどなく表示はフランス語に変わり、アクティベートも済みました。

しかし……SFRの電波はつかんでいますが、ネットがつながりません。パケットが来ない。

不満の意図を込めてお姉さんをジロリと見つめると、「キャリア側の手続きがあるから、繋がるまで5分ぐらいかかるのよ。その辺歩きながら5分も待てば大丈夫よ」などとシレっと言うではありませんか。フランス語はよく分かりませんが、お姉さんの言ったことはほぼこの内容で間違いないかと。

まあ、この後ランチの予定なので、その間待ってネットが繋がらないようだったらまたこの店に戻ればいいかと判断してお店を出ます。

ランチの前に、チョコレート屋とか缶詰屋とか覗きながらiPhoneをチェックしますが、一向にデータ通信が開通する気配がありません。インターネットに繋がらない。

「てやんでえ! 腹あ減ったけど、ネットが通らねえんじゃあメシも喉を通らねえや」ってばかりに、さっきのSFRのショップにお姉さんを詰めに行きます。お姉さん、いい加減な上に一切英語をしゃべらないので、イラっとした当方もついつい江戸っ子気質になってしまうと。

「おいこらそこの娘! 5分経っても10分経ってもネットが通らねえや。いったいどうゆう了見なんだ。こんなケトX(自主規制)の国で騙されたとあっては、末代までの恥。今すぐネットに繋げるか、さもなくば死んで……」

「ムッシュー、どうか落ち着きになって。あとはこちらの青年がしっかり対応させていただきますわ。はい、わたくしはこれにてお昼休みに……オーボワー!」

「てやんでえ! 誰でもいいからとっととネットを繋ぎやがれ! 繋がらねえんなら、今すぐ銭返せってんだ」

お姉さんから無茶ぶりされた初々しい顔の青年は、こちらのただならぬ気配を察し、店の奥に走っていくと、技術担当のオバさんを連れてきました。

オバさんは私のiPhoneを手に、さらに別のエンジニアと2言、3言会話しながら何やら操作し、ドヤ顔でiPhoneを差し出しました。

「ほら、できたわよ。これで文句ある?」

「てやんでえ! できるんなら最初っからやりやがれ! まったくこの国の連中ときたら……ちゃんと働かないヤツが多すぎる」

ネットは無事に繋がりました。原因はAPNの設定です。


APNの欄に「wapsfr」と入力したら、ネットが繋がりました。ユーザ名、パスワードは空っぽでOK。やることはこれだけです。下の方のMMSのところは何もしなくて大丈夫です。この画面にある「pccw」というのは、香港のキャリアです。昔の設定が残っていただけで今回とは関係なし。

スッキリしたので、江戸っ子モードから我に返り、さっきのラーメン屋(正確には寿司屋。Sushi Cubeというお店)にランチを食べに行きます。このラーメン、確か13ユーロぐらいしたかな。寸胴で出汁をとっていて、なかなか本格的でしたね。うん、満足。


あと、ネットが繋がらない状態でぶらぶらしていた時に入った、オイルサーディンの缶詰専門店の缶詰が超絶美味しかった。

缶が色とりどりで楽しいですね。CONSERVER la belle-eloiseというお店ですね。もしも次回バイヨンヌに行くことがあったら、ここのオイルサーディンを大人買いすること決定です。すんごい美味い。パリにもお店があるようですね、よしよし。


SIMに話を戻しましょう。このSFRのSIMは、テザリングNG、LTEもNGです。スペインで買ったorangeと同等ですね。この後、パリに移動した時にデータ容量1GBを使い切ったみたいで、パケットをリチャージ(トップアップ)することにしました。SFRの看板のある携帯ショップを見かけたので、トップアップできるか聞いてみたところ、ショップのおっさんから「TABACに行け」と言われました。


近くのTABACに行ったら、英語の堪能な中国系と思しきお姉さんが親切に対応してくれました。1GBのデータのみのチャージがしたいと伝えると、10ユーロでこんなレシートを買わされます。


そこに表示されている番号に電話し、自動音声に従って「#」→「2」→「1」→「2」みたいにキーパッドをプッシュしていくんですが、音声はフランス語。それをスピーカーモードで聞きながら、お姉さんが「Push #」「Push Two」「One」「Two」という具合に口で指示してくれる。基本、この手の操作は、お店の人が代わりにやってはいけないみたいですね。あくまで客が自分で操作するルール。てことは、フランス語が分からないと完全にお手上げ。

英語のできるお姉さんのヘルプのおかげで助かりましたよ。無事にトップアップ完了。フランス人、親切な店員もいるじゃん。恐らく、この国は店員の当たり外れが激しいんだね。

てなわけで、次回はボルドーのシャトー・ホテルへ。



2015年10月12日月曜日

サン・セバスチャンから陸路フランス侵入。レンタカーに関する重要な情報

スペインのサン・セバスチャンでの用事を終えて、フランスへと移動します。最終的にパリへと到達する旅程、今日からはレンタカーでの移動です。


これは、フランスのシャトーホテルで見かけたシトロエン2CV。本エントリとは無関係ね。

さて、ヨーロッパをレンタカーで旅する方に2つほど重要な情報をシェア。

その1。レンタカーは3日借りるよりも4日借りる方がトータルで安くつく。
その2。ヨーロッパでレンタカーを乗り捨てる場合、国境を越えると500ユーロ以上かかる。

priceline.comで比較してみましょう。フランス・バスクでレンタカーを借りて、パリのシャルル・ド・ゴール空港で返却するとします。


平日3日間の料金がこちら。Hertz、SiXT、enterpriseという3つのレンタカーチェーンの料金が掲載されています。


で、平日4日間の料金がこちら。3チェーンともに、3日間より4日間の方が1日あたりの料金は安い。そしてHertzの場合、3日間のトータルよりも4日間のトータルの方が安くなっているという状態です。どーゆーこっちゃ?

なので今回、HertzのWebで4日間の契約をし、3日目に返却するという作戦を敢行しました。1日分の契約を捨てたわけです。その方が安いから。まあ、約款をよく読まずにこれをやったので、果たして本当に得をしたのか、あるいは契約違反で3日分の正規料金をチャージされたのか、カードの明細が来ていないのでまだ分かりません。

しかし何なんでしょうね、これ。レンタカー各社の競争の結果、料金プランに矛盾が生じているということでしょうか。皆さん、いまヨーロッパでレンタカーするなら、Hertz一択ですよ。もっとも、借りる営業所と返す営業所が同一の場合、Hertz以外にも色んなチョイスが検討可能です。とにかく、4日目から急に安くなる。

料金比較は、AirportRentalCarsでどうぞ。pricelineの系列です。
http://www.airportrentalcars.com/

また、当初レンタカーは、サン・セバスチャン(スペイン)で借りてパリ(フランス)で返却という計画だったのですが、国をまたぐ契約プランには、車の乗り捨て料金が500ユーロ(約6万5000円)以上かかることが判明。3日分のレンタル料金よりも高いじゃん! そりゃねーよなってことで、いったんタクシーでフランスに移動してからレンタカーを借りることにしました。たとえタクシー代が1万円ぐらいかかろうが、乗り捨て料金6万5000円よりはるかに安いわけで。

しかし今回、タクシーに乗ることはありませんでした。我々がサン・セバスチャンで宿泊したホテルは、ダウンタウンからやや離れたロケーションだったのですが、運良くバスターミナルのそばでした。初日、ビルバオ空港からサン・セバスチャンへのバスもこのターミナルに到着しました。翌日の遠征ランチもこのターミナル近くのバス停から出発しています。なら、フランスに抜けるバスもこのターミナルから出てんじゃね?と思ってネットで調べてみると、あったあった、ありましたよ。おあつらえ向きが。


そのバスターミナル(ターミナルの正式な名前は分かりませんが、現地の人にBus Terminal とか Bus Stationといえばまず通じます)から東に向かい、フランス国境を越えてビアリッツ空港にいたる高速バスがありました。朝10時出発、所要時間1時間、運賃は1人7ユーロ。安っ! リムジンバスより安い。

そしてビアリッツ空港ならば、主要なレンタカーの営業所もあるはずです。早速ググってみると……あったあった、Hertzの営業所もありました。いいねえ、美しい流れ。

この、国を越えるバス移動はとても重要な移動なので、前日に直接バスターミナルへロケハンに行きました。発着ターミナルは何番なの? 何かインフォメーションないの?と探してみると、バスターミナルの近くに、PESAというバス会社と、ALSAというバス会社のチケット売り場がありました。


PESAはご覧の大行列。一方で……。


ALSAはガラッガラ。この落差って……。

私たちが調べたビアリッツ行きのバスは、ALSAのバスです。

バス会社は違えど、もの凄い行列を見てしまったので、これは翌日の便のチケットを買っておいた方がいいなということで、ショップに突入。

バスのチケットは、近距離の便なら直接ドライバーから購入できますが、高速を使った中長距離の便は、事前に購入しておく必要があるようです。

ALSAのショップに入ります。自販機がそびえ立っていますねえ。奥には有人の窓口もあります。


どれどれ。ちょっとこの自販機でチケットを買ってみようじゃないの。

言語を英語に設定し、目的地を入力し、日付と便を選択し、個人情報を入れてクレジットカードをぶっ込んで……。案外簡単にチケットが発券されました。

いいねえ。自販機が世界中に普及してきていますよ。

しかしまあ自販機のデカいこと。この程度の機能なら、日本の自販機なら大きさ5分の1だよね。成田空港のリムジンバスの券売機とかさ。

ま、いっか。ちゃんとチケット買えたんだしな。

翌日、かなり早めにターミナルに行くと、すでにビアリッツ空港行きのバスが待ち構えていました。昨日自販機で買ったチケットを見せて乗ろうとすると、「ダメだ。このバスじゃない!」と拒絶されます。バスのボディを見ると、それは競合のPESAのバスでした。「ALSAのバスはどこ?」と聞くと「あっち。あっちだ」と奥の方を指さします。

このバスターミナルはけっこうアバウトで、乗り場が20カ所ぐらいあるのですが、当該のバスが事前に何番乗り場に発着するのか分かりません。バス会社ごとにざっくり乗り場が割り当てられていて、適宜空いてるところに入線するみたいな感じですね。

しばらくすると、我々の乗るバスもやって来て、ほどなく出発。バスは無事にビアリッツの空港に着いて、Hertzで予約してあった車をゲットすることに成功しました。


車はオペル・コルサ。ディーゼル・エンジンです。こいつで3日ほどフランス国内を爆走します。ええ、もちろんマニュアル・ミッションですよ。やはりヨーロッパの道路走るんならマニュアルじゃないと。

次回はバイヨンヌへラーメン食べにいきます。

2015年10月11日日曜日

サン・セバスチャンからバスで30分、バル遠足へ行ってみた

サン・セバスチャンと言えばバル。バルと言えばピンチョスです。昨年(2014年)もサン・セバスチャンを訪れ、バルめぐりしたんですが、今年はどこにいこうかなと「サン・セバスチャン バル」でググってみると……。

何ということでしょう! 自分の旅行記が検索結果の第1位に。へえ〜。Bloggerではなくてフォートラベルの方です。このエントリの最後にリンクを貼っておきます。


さて、今回のサン・セバスチャンの初日(土曜日)の夜は、昨年訪れたバルを中心に4軒ほど訪ねました。どのバルも昨年と変わらぬ安定の美味さ。ただし、サン・セバスチャンのバルは、土日休みのところが多い。月曜日も休む店が多い。お目当ての店がある場合、定休日チェックは重要です。

そしてサン・セバスチャン滞在2日目のお昼は、バル遠足に出かけることにしました。ランチを食べるためだけに、近隣の町のバルを訪ねるという。遠足というか、遠征ランチ。

目的地は、サン・セバスチャンから東へ22キロ、フランス国境の町オンダリビアです。

ホテル至近のバス停(バスターミナルではない)から、サン・セバスチャン空港経由でオンダリビアに行き、ぐるっと戻ってくる行ってこいルートのバスに乗ります。


E21のバスですね。バス停にダイヤが掲出されてます。平日と日曜・祝日でダイヤが違うので要注意。Google Mapの路線検索にも、バスのルートが出てくるようになって久しいですが、検索結果に表示されるバスの発着時刻は案外アテにならないので、必ず現地での裏取り作業が必要ですね。

この時刻表の見方もなかなか難解なんですが、夫婦でこうじゃないの、ああじゃないかと議論しているうちに、正解らしき見解にたどりつきました。右上の枠が、我々が今日乗るバスです。今日は日曜日、なので「DOMINGOS」ってところを見ます。本数がとても少ない。10:15のバスが一番早いので、それに乗ろうと思います。しかしこの時刻は、私たちのいるバス停ではなくて、始発のバス停を発車する時刻だということが分かりました。近所のマーケットで買った寿司(シャリがアルデンテだった)をつまみながら30分ほど待った結果、10時20分頃、E21のバスに無事に乗ることができました。バス停にいる現地の人に聞くっていう方法もあるんですが、サン・セバスチャンではあんまり英語が通じません。


バスはオンダリビアに到着しました。海沿いの小さな町です。入り江にはヨットがたくさん浮かんでいて高級リゾートみたい。対岸はフランスですね。

お昼時まで時間があったので、30〜40分ほど適当に観光し、今日の目的地GRAN SOLに向かいます。


天気がいいので、外の席が人気です。ワインの樽がテーブル代わりになってる。外の席は、基本、立ち食いです。


店内に突撃してみると、カウンターの上はご覧の通り! 宝石箱のようなピンチョスの数々。まさにピンチョス天国だね。


GRAN SOLの開店時間は11:30ですが、開店当初はできあいのピンチョスしかオーダーできません。で、12:30を過ぎると、メニューに掲げられている温かい料理をオーダーできるようになります。


こんな感じで。左はミガス(パンくず)の上に半熟卵を乗せ、鶏のスープをかけたもの。卵にかかった黒いのはイカスミです。ピンチョスコンクールで優勝した一品。何これ!エラく美味いんですけど。

右はコロッケですね。このコロッケの中身が何だったかは覚えてませんが、このお店はイカスミのコロッケも名物です。昼間っから赤ワインも飲んじゃって、大満足の遠征ランチとなりました。


帰りがけ、ビーチをのぞいてみると、9月末だというのに海水浴の皆さんが。明らかに還暦過ぎてるご婦人が、水着姿でくつろいでいる秋の海って、日本ではまずお目にかかれませんよねえ。いい町なんだろうなあ、オンダリビア。

さあ。食うもん食ったし、海も見たし、バスに乗ってサン・セバスチャンに帰ろう。

美食の町サン・セバスチャン到着。まずはバルめぐりでしょ!
http://4travel.jp/travelogue/10917511

これが、昨年フォートラベルにポストした旅行記です。「サン・セバスチャン バル」でGoogle検索すると1位に出ます(2015年10月現在)。Blogger上の私のブログのうち、旅行関連のものはフォートラベルに同じものをポストしていますが、Googleの検索結果ではフォートラベルの方が圧倒的に上位に出現します。さすがですね。SEOがめっちゃ効いてるw

2015年10月10日土曜日

スペインでSIMフリー 2015秋 サン・セバスチャン編

9月のシルバーウィーク5連休をまたいで、スペイン&フランスを10日ほど旅してきました。最初の目的地はサン・セバスチャン。


サン・セバスチャン映画祭にちょろっと顔を出し、その後レンタカーで、ボルドー、ロワール、最終目的地のパリへと移動する旅程です。

フライトはエアーチャイナ(中国国際航空)。初めて乗ります。羽田を朝8時30分に出発し、北京でトランジット、パリのシャルルドゴール空港(CDG)に18時40分に到着です。この日は、CDGのターミナル2に隣接するエアポートホテルに宿泊します。

翌日にはスペインに移動するのですが、数日後にフランスに戻るので、CDGの売店(RELAY)でSIMを物色。何というか、SIMハンティングだなw。ロケハンならぬSIMハン。購入はしません。購入前提の下調べ。

結果、CDGのRELAYにはSFRというキャリアのSIMが1種類あるだけでした。昨年はorangeのSIMをCDGで購入しているのですが、いつの間にかキャリアが変わってる。ちなみに、このSFRのSIMは、後に別の町で購入することになります。


翌朝8時35分のエールフランス系列のLCCでビルバオ空港(BIO)に到着。実はこのCDG→BIOというフライトは昨年の秋にも乗っています。2年連続のバスク旅行なんです。昨年はビルバオに3泊しましたが、今回はこの建築で有名な街を素通りし、サン・セバスチャンに直行します。

BIOではSIMは売っていません。空港の出口を出て、一番右端にあるバス乗り場からサン・セバスチャン行きのバスに乗ります。サン・セバスチャン(San Sebastian)は、バスク語ではドノスティア(Donostia)という名前。バスの行き先には「Donostia」とバスク語表記しかないので、これ知ってないとバス停で軽くパニックになりますよ。

バスは、小一時間ほどでサン・セバスチャンのバスターミナルに到着。今回、たまたまホテルがこのバスターミナルの近くだったので、後々大変便利でした。市街地へは徒歩だと30分、路線バスで10分というロケーション。


なのでこんなICカードをゲットしました。SAN SEBASTIAN CARD。何のヒメリもないネーミングだなしかし。とにかく、バスを使い倒す気満々です。

異国の町でバスを使い倒すにあたっては、やはりGoogle Mapがあった方が断然便利。さあ、早くSIMを探しに行かないと。

サン・セバスチャンのダウンタウンに出てみると、携帯電話の量販店にこんなポスターを発見。


Prepaid SIM Holidays……forget about Roaming。実にいい響きです。1.5GBのデータ通信と、60分の通話ができるようですね。値段は15ユーロって書いてある。何て分かりやすい!

もうこれに決めました。量販店に突撃です。しかし、お店のお姉さんと話してみると、SIMをアクティベートするためには、ユーザー自身で発売元のorange(キャリア)に電話して、個人情報を知らせたり、細かい設定をしなくてはならない模様。何だよ、ショップでやってくんないのかよ〜。

ショップのお姉さんの力を借り、ウチの奥さんの力も借りて、どうにかアクティベートに成功しましたが、パスポートのIDページの内容を、端から端まで全部読み上げさせられました。ええ、電話で。これはけっこう大変です。


後に、奥さんのiPhone用にもう一枚同じSIMを買ったんですが、この時はorangeの直営店で購入しました。orangeのショップは、サン・セバスチャンのダウンタウンに3軒ほどあります。さっきの、電話でIDページを読み上げる手続きは、パスポートの現物を店員に渡してコピー取らしちゃえばいいので、こっちの方が全然楽です。今日の教訓「SIMはできるだけキャリアのお店で買いましょう」。

この「Holidays」というSIMですが、データ通信が1.5GB。スペイン国内通話と国際電話(対応国限定)が60分。さらにHolidays同士は通話無料。テザリングはできません。4Gは使えません。でも、15日間有効で15ユーロ(約2000円)なら激安ですよね。国際ローミングの1日分の費用より安い。超絶オススメです。


SIMの台紙の裏側にある、バーコードの下にある9桁が電話番号。加えて、4桁のPINコードと8桁のPUKコードが表示されています。iPhoneをリスタートする際に、PINコードが必要になります。PINコードは3回間違えるとロックされてしまうので、その場合はPUK(Personal Unlock Key)コードで解除します。まあ、あんまり使うケースはないかと。

それから、スペインでもフランスでも、iPhoneはAPNを設定してあげる必要があります。設定→モバイルデータ通信→APN設定でこの画面にたどりついたら……。


APN: orangeworld
Username: orange
Password: orange

と入れればOKです。SIMを買う際に、orangeの店員にやってもらうのがグッドですね。

というわけで準備完了。そしてここは美食の町サン・セバスチャン。美味しいピンチョス求めて、バルに突撃あるのみです!

2015年10月4日日曜日

iPhone6s Plusを1週間使ってみた。イイ点とダメな点

iPhoneに新しいモデルが出ると、必ず購入することにしています。9月に発表されたiPhone6s Plusももちろん即予約、9月27日に届きました。スペースグレーの128GB、もちろんSIMフリー版です。


6s Plusが届くまでは、iOS9を使っていませんでした。なのでこのエントリは、6s PlusならびにiOS9のレビューということになります。

まず外観。6 Plusと並べてみましょう。黒い方が新しい6s Plusです。


見た目で違いは分かりません。6s Plusの方が、高さ0.1ミリ、幅0.1ミリ、厚さ0.2ミリ大きくなっているのですが、こうして並べて見ると、膨張色の白色なせいか6 Plusの方が大きく見えるほど。

じゃあ、今まで6 Plusで使っていたカバーは、そのまま6s Plusでも使えんの?

一応、手持ちの6 Plusのカバーを6s Plusに装着してみました。問題なく収まりますが、幅も高さも若干大きくなっているので、脱着がやや難儀な印象。脱着を繰り返していると、いずれ割れそうな予感がします。やはりカバーは「6s Plus対応」を選んだ方が良さそうです。

重さは6 Plusが172グラム、6s Plusが192グラムとの発表です。自宅にあった計りで計ってみたら、それぞれ170グラム、187グラムでした。……5グラム違う。発表数字がいい加減なのか、ウチの計りが狂ってんのか? 

いずれにせよ、この20グラムの差は、手で持って比較してみてもあまり違いは分かりません。だけど、ジーンズのお尻のポケットに入れてみると違いは歴然です。やっぱ確実に重くなってるね。

早速アクティベートしてみましょう。


ガーン。ロック解除の暗証番号(パスコード)が6桁になってます。これ、ちょっとイラっとしますね。

そのかわり、タッチIDは読み取り精度が格段に進歩。パスコードより指紋ってことですね。指紋認識、スーパー速い。

Appを触りはじめて、まず気がつくのは、英字キーボードのフォントが変わったこと。


これが前のキーボード。

こちらが6s Plusのキーボード。

ん? 大文字が小文字になっただけかwww。フォントが変わったわけじゃない。

まあでも、キーボードの文字が小文字で表示されるのってとっても新鮮ですよ。Caps Lockキーを押すと、以前同様の大文字になります。

つぎに、CPUが速くなった。これはかなり激しく実感できます。CPUというよりは、ネットが速くなったという感じ。

例えば、メールに貼りついてるURLをタップすると、Safariがサクっと開いて当該ページがギュギュンって感じで表示されます。

SmartNewsのアプリなんかでも、ヘッドラインをタップすると、「すぐ読む(スマートモードのこと)」表示が一瞬出たかと思うと、Webページがドバっと表示される。



この「すぐ読む」画面はあっという間に消えて、Webページに着陸します。いいねえ〜、iPhoneが速くなった。

続いては、何かと話題な3Dタッチ。6s Plusの目玉機能と言われているヤツ。アプリのアイコンを強く押すと、コマンドが複数現れて選択可能になる機能ですね。いわゆる一つのショートカットだな。

これ、いずれは便利に使える日がくるとは思うんですが、現時点ではあんまり意味ないかも。今後の各社のアプリに期待って感じですね。

むしろ弊害もあります。例えば使わなくなったアプリをアンインストールしようとして、当該のアイコンを長押ししたところ、3Dタッチが反応して、アイコンがプルプルしないって症状が。

例えば、下から2列目にTwitterアプリをアンインストールするとしましょう。


Twitterのアイコンを長押しすると、こういう画面になるはずですよね。アイコンがぷるぷる震えて、バッテンをタップすると削除できる。

ところが、アイコンを強く長押ししてしまうと、3Dタッチ認識されて、ご覧のような画面に。


Twitterアプリを削除するはずが、「Twitterアプリで何しますか?」って状態になっちゃう。

つまり、アイコン長押しと3Dタッチの区別がつきにくい。長押しする際は、あんまり強く押さないことですね。

もう一点、ダメな点。

iPhone6以降、ホームボタンに2回タップで、画面がズルっと落ちてくる機能がありますが、これ、6s Plusだとかなり敏感。意図しない時に画面がズリ下がることが間々あります。この機能イラネ。もう片手で操作することは諦めているので、ズリ下がりを無効にできるといいんだが。


と、これら以外にも、カメラが凄くなったとか、Siriが賢くなったとか、アップデートはいろいろあるようですが、個人的にはCPUが速くなったところが断然グッド。

ネットの回線が、ADSLから光に変わった時を思い出しましたよ。ニュースアプリで試してみてください。違いが実感できますから。