バイヨンヌでiPhone用のSIMを買い、寿司屋でラーメンを食べ、美味しいイワシの缶詰を買いました。さあ、オペルに乗って一路ボルドーへ向かいます。
ボルドーは、ちょうどブドウの収穫の季節。
バイヨンヌからボルドーまで、およそ200キロのドライブです。けっこう距離あるよね。天候はやや不順。道路は比較的空いてます。
ところで、フランスのオートルート(高速道路)は、走ってる車のスピードがとんでもなく速い。
私たちが今回走っていた高速は、だいたい片側3車線でしたが、走行車線(日本でいうところの一番左の車線)が120キロアベレージ。もっとも内側の追い越し車線だと160〜180キロぐらいでビュンビュン走ってる。
まあ、私もけっこうスピード出す派ですので、150〜160キロぐらいでVWやプジョーをブチ抜いていくわけですが、なにせこっちはオペルのディーゼルなもんで、相当歯を食いしばって走る感じ。
2時間半かけて200キロを走り、ヘトヘトになって今日の宿に着いたのが16:30。
はい、こちらが本日泊まるシャトー・コルデイヤン・バージュ(CHATEAU CORDEILLAN-BAGES)です。とても品の良いシャトー・ホテルです。早速チェックインします。
「マダーム、ムッシュー。当ホテルへようこそ。15:30のワイナリーツアーはお楽しみになった?」
「え???」
15:30にワイナリーツアーを予約していたのを忘れていましたよ。もう1時間過ぎてるじゃん。
このホテルの近隣にある、シャトー・ランシュ・バージュ(CHATEAU LYNCH-BAGES)を見学するパッケージコースを予約していたのですが、完全に時間を忘れてた。もう今日はすべてのツアーが終了しているようです。
コンシェルジュが気を利かしてしてあちこち電話してくれて、別のワイナリーを翌朝に訪ねることになりました。
翌朝9:30、シャトー・オー・マルビュゼ(CHATEAU HAUT-MARBUZET)を訪問。ホテルから車で10分ほどのロケーション。
朝っぱらから訪ねていった私たちを、とてもフレンドリーに案内してくれたシャトーのオバちゃんに大感謝です。
畑のブドウを食べさせてくれたり、収穫したばかりのブドウの選別の工程を見せてくれたり、たくさんのワインを試飲させてくれたり。
ググってみたところ、このシャトー、畑は58ヘクタール、カベルネ・ソービニヨン50%、メルロー40%、カベルネ・フラン10%とのこと。
この辺りは、メドックという地域で、有名シャトーが密集するエリア。シャトー・マルゴー、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラトゥールetc。しかし、こうした有名シャトーは、見学できる時期が決まっていて私たちが行った時は見学は受けつけてない模様でした。
この看板は、シャトー・ラフィット・ロートシルト。ボルドーの5大シャトーの1角です。
ちょっと覗いてみましたが、やはり見学は受け付けておらず、撤退するしかありません。
結局、シャトーは1軒だけにして、午前中でボルドーを切り上げます。
というのも、あと2日で500キロ走らなくてはならないというダイ・ハードなスケジュールのおかげ。
また今度、ゆっくり時間を作ってボルドーでワイナリー三昧の旅をしよう。
そうです。この慌ただしい旅は、次回ゆっくり訪れるためのロケハンと考える。マルゴーとかムートンの畑、一度は見てみたいもんね。
それにしてもこのエリア、見渡す限りブドウ畑が広がっていてなかなか壮大です。山梨の勝沼あたりとは全然違うよなあ。
次は、ロワールの古城を軽く巡ります。
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