2016年9月19日月曜日

iOS10の神機能。たくさん開いたSafariを一発ですべて閉じる!

予約したiPhone7(ジェットブラック)はまだ届きません。納品予定は10月上旬。待ってる間に、先週リリースされたiOS10をiPhone6s Plusにインストールしてせっせと遊んでいます。

で、今日、凄い機能を発見しました。ウチの奥さんから教わったw

たくさん開き散らかしたSafariのページを、一発で全部閉じる機能が新たに追加されたんですよ。iOS10から。iPhoneでも、iPadでも使えます。


はい、まずSafariの右下の書類アイコンをタップして、過去に開いたページを一覧で表示します。

こんな画面が現れて、直近の閲覧ページがずらっと並びます。


ここで、やはり右下の「完了」というメニューを長押しします。長押しですよ。

「5個のタブを閉じる」というコマンドが現れるので、これをタップ。


あら不思議! すべてのページが一斉に閉じました。

実はこの機能、2つ上の写真の状態(普通にSafariのページが開いている状態)で、右下の書類アイコンの長押しでも同様に可能なんです。長押しね。

iOS10で新たに実装された色々な機能の中で、間違いなく一番嬉しい機能です。個人的に。

あー、すっきりする。この機能、何で今までなかったんだろ。ほんとめでたいわ。

2016年9月14日水曜日

SONYの超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」を買ってみた

そうなんですよ、プロジェクターを買ったんですよ。巷で評判のSONYのLSPX-P1です。こちらは、自宅の庭というかベランダ(1F)の外壁に、キューブリックの「シャイニング」を映した画です。


自宅の外壁に「シャイニング」の双子、なかなかシュールです。近隣から苦情が来てはまずいので、さすがにスピーカーのボリュームはミニマムです。

この写真では分かりにくいのですが、画面はけっこうデカいです。画面の下部に光源が見えてます。壁から30センチ弱の距離から、80インチサイズで投影できるという超単焦点がウリです。

そもそも、なんでこれを買ったのか?

この夏、引っ越しをしたのですが、新居のリビングで家具のレイアウトを行うにあたり、テープルがここで、ソファーがあっちで……とシミュレーションしていたところ、思わず愕然としてしまった瞬間がありました。

家具のレイアウトって、「テレビをどこに置くか」ってことが一番重要なんですよ。←ここが愕然としたポイント。ほとんどの家庭において、そこは共通だと断言できます。

我が家の場合は、北側と南側の壁が、窓(あるいは扉)のない白くて広い壁面で、そのどちらかの壁に沿ってテレビを置くのが妥当との結論。そして通常、ここにテレビが置かれるだろうと想定される壁面の隅っこには、電源コンセントに加え、アンテナに繋がる端子が2つ出ているはずです。

つまり、テレビのレイアウトは、その部屋を設計した建築家によって予め決められているということになります。よほど特殊な事情がない限り、建築家の想定した壁面にテレビは置かれ、テレビの位置が決まることによって、自動的に住人がそれを見る位置、すなわちソファーやテーブル(食卓)を置く位置が決まるという仕組みなんです。

「これって、何かおかしくないか? 自分たちのライフスタイルが、そこまでテレビに縛られてしまっていいの?」

しかしまあ、ある程度の年齢に達した人々なら、テレビを見ない日があるとしても、テレビのない生活は考えられません。やや釈然としない気持ちを押さえつつ、何の障害物もない広々とした北側の壁面にオーディオラックを置き、その上にテレビを設置してみます。


あら、ちょっと小さいな。我が家のテレビは43インチなのですが、今となってはもうずいぶんと小さい部類。また、部屋が以前より少し広くなったおかげで、テレビを見る距離が遠くなっている。

もっとデカいテレビが欲しいなと一瞬思いますが、50インチとか60インチのテレビを買うってのもナンセンスです。エコじゃないし、なんだかテレビに魂を売った部屋みたいになる。

そんなこんなで、プロジェクターに思い至ったのです。壁が白いんだからプロジェクターって選択はアリだよね。スクリーンなしで投影できる。しかもSONYのこのタイプは、充電式なのでポータブルなんですよ。持ち運んで、どこの壁にでも映すことができる。

数寄屋橋のSONYのショールームに現物を見に行こうと思ったんですが、その前にAmazonで調べてみたら、なんと「残り1台」。その他のECサイトでは軒並み売り切れ。もうポチるしかありません。久々の大勝負だ。買っちまえ!


はい、翌日ブツが届きました。こんな箱に入っています。まるでAirMac Extremeみたいです。

開梱すると、これらが出てきます。右上がプロジェクター本体で、左の「白いApple TV」みたいな箱がトランスミッターです。この機器たちはBluetoothで通信します。あとはACアダプターが2セットと、リモコンのセンサーが1本。


ソースからのインプットはHDMI端子で、同じくHDMIのアウトプット端子から液晶モニターに出力することもできます(プロジェクターと液晶テレビの両方に映る)。操作はスマホの専用アプリで行います。


自宅で使うので、パワーポイントのスライドを投影するようなことはなくて、ソースはもっぱらBlu-rayレコーダーかAppleTVです。つまり、投影の対象は動画コンテンツがメインです。

早速、映画でも見てみましょうか。「エクス・マキナ」のBlu-ray(輸入盤)をプレイ。


思った通り、問題は光量ですね。けっこうキレイに映りますが、右下の液晶モニターと比べるとやはり暗い。ちなみに、日中はまったく使い物になりません。基本的に、部屋を真っ暗にしないとダメ。

あとねえ。別売の専用スタンドがダメですね。デザインはオシャレなんだけど、恐ろしく不安定で使い辛いんだ。椅子とかスツールなど、フラットな板の上に置いた方が全然使いやすい。安定感が違うんですよ。


もうひとつの問題はスピーカー。音があまりにショボい。AMラジオ並み。しかも、外部出力に対応していません。残念すぎる。

なので、このプロジェクターは普段使いじゃなく、用途を限定して、割り切って使う感じかな。

例えば、日本時間では深夜に行われるAppleの発表会を、寝室の壁面に投影して見る。


バッテリーが2時間しか持たないので、途中で寝落ちしても、いずれ本体のバッテリーが切れて消灯します。ヨーロッパのサッカーやテニスの試合を寝ながら見るにも好都合です。天井に映すことも可能だし。

あとは、冒頭で写真を貼ったように、屋外の壁や塀に映画を投影して鑑賞会をするとか。80インチなので、場所さえ確保できれば、20人規模の上映会ができますね。

私のお気に入りは、プロジェクターも液晶テレビも両方つけて、お気に入りのアーティストのPVをYouTubeで垂れ流すやつ。


リビングの照明はHueなので、青やピンクに調光すれば完全にクラブ気分です。プロジェクターの音はショボいんですが、モニター側にはBOSEを繋いであるのでサウンドもばっちり。もちろん、これをやるのは奥さんが留守の時に限りますがw


はっきり言って「帯に短したすきに長し」的なプロダクトで、他人にはまったくオススメしませんが、個人的には気に入りました。デザインは悪くないので、いずれもっと光量が明るくて、音もゴージャスなモデルが出れば、液晶テレビとガチで競合するのではないでしょうか。そしたら、いよいよテレビなしの生活も検討できるよねえ。テレビや映画を家で見る時は、オンデマンドで壁にプロジェクション。悪くないよ。頼むぜ、SONY。


あ、そうそう。One more thing.

このプロジェクターには、HDMI入力がひとつしかないので、HDMIセレクターも買いました。




二股分配器ですね、思いっきりアナログな。これをつけとけば、インプットでBlu-rayレコーダーとAppleTVを切り替えて使えます。


2016年9月12日月曜日

スマート照明、Hueをアップデート

我が家ではフィリップスの照明器具「Hue」を使っているのですが、今回引っ越したタイミングで、照明周りのコンポーネントを若干アップデートしました。

まずは、リビングの天井の照明器具に手を入れます。秋葉原のコイズミショールームを見学に行ったところ、Hue専用の商品があるということで買ったのがこのスポットライト。


天井にレールを設置し、レールにはめ込んで使うタイプです。ウチはスポット2個にしましたが、このレールのキャパは600Wだということなので、あと5〜6個ぶら下げることが可能です。容量的には。

この2基のスポットに加え、トールスタンドが1、ショートスタンドが1と、リビングは合計4基で運用します。

Hueは、iPhoneアプリなどで操作しますが、光量や色を自在に変えられるところが素晴らしい。


こんな感じで、それぞれの電球ごとに違う色にもすることができます。電球をWiFiに接続して使うのです。

ところで、コイズミのショールームでは直販はやっていないとのことで、今回このスポットライトはネット通販で購入したのですが、照明器具って定価があってないような感じなんですよ。軒並み定価の半額以下で購入可能なんです。私の買ったスポットライトも、定価が1基7900円のところ、実際には税込み3200円で買えました。「コイズミ」「照明」でググったら出てきた「Linet」というショップです。何なんでしょうねえ、この業界。

今回、銀座のAppleストアで、Hueの周辺ガジェットも購入しました。


リモコンです。この丸いリモコンで、HueのON/OFFがスマホなしで可能になります。アプリを開くことなく点灯・消灯できるので、何気に超便利。写真右は、通常のHueのバルブです。

4つのスイッチがあって、「・」が全部OFF。「:」「∴」「::」のボタンには、それぞれ自分の好きなプログラムを登録することが可能です。私の場合は「食卓のみON」「食卓以外ON」「全部ON」という具合に登録しました。


大変驚いたことには、このリモコンは電池が使われていません。ボタンを押した時に生じる圧力で動くんだそうです。とっても不思議です。でも、ちゃんと動いてます。Apple Storeで6800円(+税)。Amazonの方がちと安いかも。



ところで、Hueには他社のアプリと連携することによって「雨が降ったらランプを点滅」とか「メールが届いたら赤ランプ点灯」とか、いろんな使い方が可能です。ご興味のある方は、以下の過去エントリをご覧ください。

スマート照明、フィリップスのhueを買ってみた


実は、もう3年以上使ってるんだなあ。ちょっと驚いてます。でも、そこから3年経ってるのに、私の周りでhueを買った人はひとりもいません。もっと伝道しないとアカンなw 



Amazonでも入手可能ですが、全国のApple Storeでも売ってます。

2016年9月8日木曜日

待ってました。日本でもApple Payが始まるぞ!

今日は未明からAppleの発表イベントがありました。のっけからスーパーマリオネタの連発で(スーパーマリオランのiOS版、ポケGOのAppleWatch版)、すでにポケGOから離脱している私は早々に寝落ちしてしまったんですが、朝、いろんなテック系メディアで追っかけてみると、(日本における)この日の最大のニュースは、iPhone7でもスーパーマリオでもなくて、Apple PayのFelica対応ってことですね。


これは画期的です。Suicaが入るし、クレジットカードも入る。Walletアプリの中に。しかもNFCだから、タッチ一発、瞬殺で決済。

ただし! Apple PayはiPhone7とAppleWatch2からの対応なんですね。うーむ。iPhoneは新しいモデルが出るたびに買う派なのでまあよしとして、Apple Watchは一回見送る予定だったんだがなあ。でも、改札でデカいiPhone取り出すよりは、Watchで改札抜けたいしなあ……それにしても、改札に毎日AppleWatchを叩きつけていたら、いつか時計が割れちゃいそうですw

ところで、利用できるクレジットカードの一覧を見ると……。


VISAがない!

これどういうことなんですかね。AppleのWebをみると「あなたがApple Payで設定したクレジットカードやプリペイドカードは、QUICPayまたはiDとして割り当てられるので……」という表記がありました。QUICPayはJCBの規格、iDはドコモの規格ですが、三井住友VISAカードと提携関係にあるはず。

調べてみると、VISAが非対応なのは、日本におけるNFCの規格のせいみたいで、追っかけ対応予定とのことでした。グローバルではApple Pay対応しているとのことで、おサイフケータイ部分では出遅れたってことでしょうかね。

いずれにせよ、腕時計をタッチして支払いが完結する時代がやってきましたよ。これは10年前には誰も想定していなかった未来なんじゃないでしょうか。でもまあ、Apple Watchは単独では通信できないので、iPhoneも持ち歩かないとApple Payは使えないんですけどね。

ちなみに、iPhone5以降であれば、AppleWatch2とペアリングすることで、Watch側でApple Payが使えます。必ずしもiPhone7である必要はありません。

Apple Pay まもなく登場
http://www.apple.com/jp/apple-pay/getting-started/

さて、今日のAppleのイベントで、もっとも影響を受けた企業はどこでしょう?

任天堂です。


今日の任天堂の株価(東証一部)はこんな感じ。

しかしリオ五輪の閉会式の後も株価上がってましたけど、今年の任天堂は神がかってますねえ。

2016年8月25日木曜日

18年ぶりに引っ越した件の覚え書き


18年ぶりに自宅の引っ越しをしました。文京区から新宿区へ。賃貸から賃貸へ。引っ越しの理由は色々とあるのですが、「いい物件に巡りあえた」というのが一番ですね。

文京区の家も気に入っていたんですが、20年近く住んでいるとさすがにあちこちボロくなってくる。しかし、賃貸なので抜本的な修繕のしようがないというジレンマがありました。

大家さんに引っ越しの挨拶に行ったら、思いがけず1枚の写真をもらいました。大家さん宅から見える風景の写真です。雪の日の朝です。丹下健三のカテドラル教会がそびえ立ってます。手前の寺は、桂林寺という禅寺です。それにしても、ウチは2階、大家さんは4階。見える景色が全然違うでやんのw


さて今回、実に久しぶりの引っ越しだったので、いろいろ勝手が分からなくて少し大変でした。次にまた引っ越しする時に備えて、覚え書きを残しておこうと思います。

・引っ越し一括見積のサービスは使わない
引っ越し業者を選定するにあたり、最近引っ越しをした何人かの知人にヒアリングしたんですが、結果、多数がオススメしてくれたアート引越センターに決め撃ちしました。ネットで料金一斉比較をやっちゃうと、電話がかかりまくって大変なことになると脅かされていたのもあります。中古車の一括査定と一緒だね。なので、一社だけ見積に来てもらい、その場で「競合させるの面倒だから、いまここでラストプライスを言ってくれ」という作戦。

・周辺タスクは、引っ越し屋が全部握ってる
引っ越し業者は、トータルでソリューションするノウハウがあります。今回も、引っ越し作業に加えて、冷蔵庫や書棚など大型家具の廃棄、他人にゆずる家具の配送、インターネット回線の乗り換えなど、引っ越しに付随する色んなタスクを代行してくれる業者をそれぞれ紹介してもらいました。もちろん、業者を使わず自分でやれば余計なコストはかからないのですが、多少うさん臭くても業者に頼んじゃった方が簡単です。そこは割り切りね。

あと、アート引越センターのWebサイトには、マイアカウントでログインできるサービスがあり、引っ越した後の区役所や郵便局など手続き関連のリストもあったりします。これが意外に便利だった。

・引っ越しは、大規模断捨離をやる千載一遇のチャンス
今回、69平米の2LDKから70平米の1LDKプラスDENへの転居です。もともと、というか、ここ10年ほどは断捨裏傾向にある我が家ですが、引っ越しはモノを捨てるビッグチャンス。個人的には、「本棚とCDラックを捨てる」ことを決意し、まんまと成功しました。棚を捨てるということは、中身も処分するということです。アナログ盤200枚が2万円、CD1000枚&書籍50冊ほどが10万円で売れました。ディスクは1枚100円なんだなあ。書籍に関して言えば、1年に1〜2回はBOOK OFFで処分していたので、今回それほど多くありません。再読の可能性がある雑誌は自炊してデータ化してあるし、新刊本は図書館で借りるかKindleで購入する生活です。

写真もたくさん出てきました。昔の写真、特に集合写真って、どれもポーズや構図が同じで笑っちゃいますよ。これらもスキャンスナップでスキャンして、紙焼きもネガも処分。ちなみに、これは初めて海外旅行に行った時の写真です。86年3月25日って表示が……30年前だよ。ロンドンのトラファルガー広場ですねえ。


・インターネット回線の引っ越しを上手にやる
現代の引っ越しで、一番大事なのは「インターネット回線の引っ越し」ではないかと。ブツは運んだけど、ネットが繋がらないので、色んなことができないってのは不便極まりない。しかも、回線の工事は混み合っていて、希望の日時に工事してもらえることはまず無理。私の場合も、5日間ほどネットなしの状況になったんですが、回線の乗り換えを発注した業者から、WiFiルーターが無料レンタルできて大助かりでした。もちろん、電気・ガス・水道はもっと大事ですが、さすがにそこを失敗する人はいませんよね?

そう言えば、今回、家の光回線をFLETSからソフトバンクに変えたんですが、工事に来たのはNTTの人でした。回線も、NTTがソフトバンクに光回線を卸してるんだよね。いずれにせよ、回線はバカっ早で大満足。

・転出転入。本籍地はどうすれば?
今回は、文京区から新宿区への転居ということで、まずは文京区役所へ。窓口周辺で待っている人々はいたって上品な感じです。転出届けを出した帰り、シビックセンター25階の展望レストランで記念にランチ。景色がグッドです。ここは超穴場のレストランですよ。


その足で新宿区役所に転入届けを出しにいったら、思わず笑ってしまった。だって区役所の中がめっちゃエスニック。人種のるつぼw。外人も日本人も金髪だらけだし、窓口のおねえさんは中国人だし、なんだなんだここはって感じで超オモロかったわ、新宿区役所。

私は、何故か住基カードを持っているのですが、今回初めて有効活用しましたよ。住基カードを持っていると、転入転出の特例が受けられて、普通よりも手続きが楽なんだそうです。

それから、印鑑登録を自分の分と奥さんの分とを一発でやろうとしたんですが、奥さんの分を代理でやるのが超メンドかった。結果、3回も区役所に行く羽目に。他人の印鑑登録はやるもんじゃない。

最近、印鑑証明や住民票は自動交付機で簡単に取れるんですね。暗証番号登録しておけば。これ、文京区時代にはなかったんじゃないかな。新宿区って先端なのか?

そうそう。今回は住民票に加えて、本籍も移すつもりだったんですよ。ところが、文京区役所の戸籍の窓口のオバさんと話した結果、移籍はやめました。本籍を移すと、謄本が必要になったとき、過去に遡って全部必要になるから、あんまり頻繁に動かさない方がいいんだって。住民登録も本籍も一箇所にまとめた方がいいじゃん!って思い込んでいたので、意外な展開となりました。

本籍地については、いろいろな考え方があるようですね。東京都千代田区千代田1番地に本籍を置く人が相当数いるってのもよく分かります。皇居と一緒。これなら絶対に忘れないもんね。まさに、千代に八千代に忘れないw 

2016年8月3日水曜日

次のロシア旅行のための覚え書き・サンクトペテルブルク編

初ロシア10日間の旅、最終編は、覚え書き・サンクトペテルブルク(サンペテ)編で締めたいと思います。箇条書きでいきます。

・モスクワとサンペテは700キロ強の距離がある。東京からだと青森市、あるいは岡山市までの距離に相当。

・サンペテからは、ヘルシンキが意外に近い。380キロ。だから、サンペテ住民はヘルシンキまで車で4時間かけて買い物に行くそうだ。そしてサンペテはバルト海に面している。バルト海クルーズの豪華客船が毎日のように訪れる。だからエルミタージュはじめ美術館が激コミになる。


・サンペテは夏でもけっこう寒い。そして天気が悪い。我々は、一日でモスクワ(30℃)とサンペテ(15℃)で15度の寒暖差を体験した。サンペテの一般的な家、路線バスにはエアコンがないそうだ。日本でいうなら北海道だね。

・バルト海沖に、バルチック艦隊の本拠地となっていたコトリン島という島がある。バルチック艦隊は、そこのクロンシュタット港から日露戦争に向け出航した。観光船で行けるので今度行こう。絶対行こう。


・美術館や教会の入場チケットは、自販機で買おう。有人のチケット売り場は長蛇の列だが、自販機はどこでもガラガラだ。もちろん、クレジットカードが使える。英語の表示もある。


・エルミタージュ美術館には、プーチンそっくりの犬の置物が展示されている(左上)。ロシア人はプーチンが大好きだ。強いリーダー(米英に文句言える)が大好きなんだと。

・ロシア人の主食はジャガイモなんじゃないか。あらゆる料理のつけ合わせでジャガイモが出てくる。ビーフ・ストロガノフは、ロシア由来の料理だが、日本では牛肉の煮込みにライス添えが普通。だが、ロシアではジャガイモ添えだ。写真はシャシリクという串焼き料理。お皿がイモに占拠されてる。


・ロシアでは英語は通じないと思った方がいい。通じるのはホテルと高級レストランぐらい。しかも、町の標識や看板に英語並記がない。アメリカやイギリスが、どんだけ嫌いなんだと。

・サンペテの人は、日本料理が大好きだ。だけど、美味しい日本料理屋がないのが悩みの種。昔は「SHOGUN」という和食屋があったが、ストックホルムに移転してしまったそうだ。


・サンペテの人々は、 猫とコーヒーと本が好き。一方、モスクワの人々は、犬と紅茶とお金が好きなんだってさ。

・エカテリーナ宮殿の「琥珀の間」に代表されるように、琥珀はサンペテの美術品の重要アイテムだし、豪華なお土産の代表選手。ところが最近、琥珀の価格が暴騰している。なぜなら、中国人が薬として消費するから。お金に糸目をつけない中国人が、ロシアに来ると琥珀を爆買いするんだって。


・サンペテにはスフィンクスがある。しかも2体。19世紀初頭にフランスが購入を決め、キャンセルしたものをロシアが買ったらしい。スフィンクスの前ではお土産屋が営業している。


・モスクワよりサンペテの方が物価が若干安い。マトリョーシカなんかのお土産はサンペテで買おう。違法なマトリョーシカもたくさんあるけどw

・それにしてもエルミタージュは特別だ。そして強烈だ。あと2回は行ってみたい。ルーブル、メトロポリタンと並んで「世界3大美術館」に数えられるそうだが(「4大美術館」になると、故宮とかプラドとか大英とかが4番手に入ってくるらしい)、とにかくエカテリーナ2世の狂気のコレクション(とその財力)には舌を巻くしかない。ある意味、帝政ロシア時代、ソ連時代、現代のロシア連邦時代を通じ、もっともかの国の国力を披瀝してやまないヴェニューではないかと。とにかく、見学する場合は混雑を避ける作戦を考えるだね。


ちょっと危ないことも……

・サンペテでは、ルーフトップバー帰りの23時頃、メインストリートのネフスキー通りで若いスリ団に囲まれた。白夜ってこともあって群衆でごった返している中だったし、我々も何も所持品がなかったので兄ちゃんたちを睨み倒しながら振り切って事なきを得たが、金目のものは身につけて歩かない方がいい。以前、バルセロナでも大晦日の群衆シーンで似たようなケースに遭遇したことがあったが、人混みでは十分に気をつけた方がいいってことだな。ヨーロッパのローカルは。

次回必ず目撃したいもの

・今回、チャレンジしたけどうまく体験できなかったのがルーフトップツアー。で、チャレンジしなかったけど次回必ず体験したいのが、跳ね橋見学だ。サンペテでは、ネヴァ川にかかる21の橋がすべて跳ね橋になっており、これが深夜1時15分ぐらいから次々に開いて行くのである。大型客船やタンカーを通すために。


・この跳ね橋ショーを見学するクルージングツアーはたくさん催行されているが、どれも大人気。ただし、スタート時間が24:30とかド深夜なので、次の日の午前中をフリーにするとか、腹をくくって参加しよう。これは次回来たときのマスト。それにしても、21本の跳ね橋が次々開くって、エネルギー消費の観点からしても相当なスペクタクルだよね。隅田川なら、まず勝鬨橋パカー→中央大橋パカッ→永代橋パカッ→清洲橋パカーって感じ? ワクワクもんだ。勝鬨橋だけは昔開閉していたんだけどね。

てなわけで、また来ようロシア。ズトラストビーチェ、ロシア。

Photo credit: neverbutterfly via Visualhunt / CC BY




2016年7月31日日曜日

次のロシア旅行のための覚え書き・モスクワ編

初ロシアでした。おもにモスクワとサンクトペテルブルクについて、これまでの旅行記に書きそびれたあれこれを箇条書きでまとめます。

・ロシア連邦保安庁、FSB(旧KGB)の本部は、モスクワのルビヤンカというエリアにある。この建物には、表札もなければ看板もない。だけど、誰もがFSBだと知っている。


・7月、モスクワは毎日かならず雨が降る。スコール的な強い雨が。出かける時は、折りたたみの傘をもっていた方がいい。私たちがモスクワにいる時も毎日、小一時間ほどヒドい雨に見舞われた。落雷で亡くなった人もいた(ニュースで知った)。

・ロシア人のほとんどは、週末を郊外のダーチャ(簡素な別荘)で過ごす。だから、週末は街中は空いている。ダーチャにはたいてい菜園があって、ニンジンやジャガイモなどの野菜を作っている。


・モスクワっ子の50〜60%がダーチャを所有しているそうだ。これは帰りの飛行機でモスクワ上空から撮った写真。低層の家屋が密集しているのがダーチャエリア。ソ連時代、人民は都心のアパートメントと、郊外のダーチャを支給されたそう。


・我々のモスクワのガイド氏(58歳)は、ソ連時代を「それなりにいい時代だった」として懐かしがっていた。だけど、後にサンクトペテルブルクで世話になったパーシャという30歳のガイドは、自分はダーチャ持ってないし、ソ連時代の記憶もないから「何のノスタルジーもない」とはっきり言ってた。ロシアにおける世代の断絶は、我々日本人には知り得ないほど大きいのだろう。

・ロシア人にとってポピュラーな海外旅行先は、エジプトとトルコ。ただし、エジプトといってもカイロとかじゃなくて、紅海に面したシャルム・エル・シェイクというビーチリゾートだ。トルコにしても、イスタンブールなんかじゃなくて、ポドルムとかアンタルヤあたりだろう。

・そういえば、2015年10月にエジプト発のロシアの旅客機がISのテロで墜落させられた事件があったが、あれはまさにシャルム・エル・シェイク発サンクトペテルブルク行きの便であった。


・モスクワ大学。典型的なスターリン様式のゴシック建築。モスクワ大学の他に、ソ連運輸建設国家委員会、文化人アパート、芸術家アパート、ホテル・レニングラード、ロシア外務省、ホテル・ウクライナが有名で、これらは「セブンシスターズ」と呼ばれている。いつか制覇しなくちゃ。

・モスクワに、ユニクロは3軒ある(エラく高い)、アップルストアはまだ1軒もない。

・ガイド氏曰く、ロシア人は、みんなが思っているほどウォッカをたくさん飲むわけじゃない。

・ロシア人は、ロシアンティーは飲まない。日本におけるロシアンティーは、スグリジャムがはいった紅茶だが、そんなものはロシアでは(モスクワでは)誰も飲んでない。

・ロシアのボルシチは、赤くて酸っぱい。日本のロシア料理店のボルシチとは全然違う。サワークリームを浮かべて食べるととっても美味しいよ。


・ロシアにおけるポータルサイトは、圧倒的にYandex。日本におけるYahoo!みたいな存在。FacebookよりもポピュラーなSNSは、vk.com。

・モスクワとサンペテには、Uber(ロシアでの発音はウーベル)も走ってる。あと、GettTaxi、Yandex Taxiの3つ巴のシェア争い。


・モスクワにも、自転車のライドシェアがある。使っている人はあまりいない。

日本語ガイドは、モスクワに30〜40人。サンペテが20人ぐらい。みんな日本語がお上手。驚く。 


そして今回のロシア旅行は、2018年に開催されるサッカーW杯ロシア大会のロケハンの意味もありました。

・ワールドカップは11都市で行われる。中部のエカテリンブルクが一番東の開催都市、リトアニアの向こう側にある飛び地、カリーニングラードが一番西の開催都市。


・この地図はWikipediaから拝借したものだが、これ見る限り移動がメチャメチャ大変そう。我々も、モスクワ→サンペテで4時間半、サンペテ→ペトロザボーツクで5時間という鉄道の旅を連チャンでやって、けっこうヘロヘロになってるし。

・あと、ビザの問題が重たい。W杯期間中はビザなしで渡航できるようにするとプーチンは言ってるが、そんなことしたらテロリストとかフーリガンがわんさかやってくるからね。どうすんだろ。落としどころは、W杯出場国のサポーターのみビザなしとか?


ま、そんなことよりも最大の問題は、日本代表が出られるかどうか。そこに尽きるんだけどね。