2013年6月13日木曜日

iOS7をインストールしてみた

6月10日(日本時間11日)に行われたアップルのWWDCは、まあ概ね予想通りの内容でした。個人的に、期待していたけどガッカリだったのはMacBook Airでした。


新しいMacBook Airが、Retina採用していなかったこと。しかもストレージのマックスが256GBのまま(現行機種と同じ)だったこと。Retinaはともかく、ストレージはせめて512GBぐらいになって欲しいところです。だから、今回のモデルはもちろん購入見送りです。

だけど、この筐体で将来的に512GB以上はあり得るのか。もしかしたら、MacBook Proをチョイスすべきなのかも知れません。もっとも私の場合、iTunesの楽曲のデータ量がかなりのボリュームを占めているので、日本でもiTunes Matchがスタートすれば、256GBでもまったく問題なくなるのですが……。

さて、WWDCで発表されたプロダクトでは、円筒型のMacProがだいぶ盛り上がっていましたけど、個人的にもっとも興味を引かれたのはこれ。


iOS in the Car。カーナビでありながら、ニュースやメールもチェックできるようなデバイスですね。Siriがベースだってところが超不安ですが、今のカーナビって高額な割に機能が少なすぎるし地図のアップデートもやりにくいしで、あんまりリーズナブルなガジェットとは言えません。将来的に、このAppleのiOS in the Carが出て、さらにWazeを買収したGoogleが、同様のAndroid in the Carガジェットを投入した時点で、旧来のカーナビメーカーは駆逐されてしまうんじゃないかと思ってます。

さて、iOS7です。会社のエンジニアがデベロッパー用のベータ版をDLしていたので、早速インストールしてみましょう。昔使っていたiPhone4に。

はい、無事にインストールできました。

できましたが、このベータ版を使った感想などもろもろをアップするのは規約上NGとのことなので、以下、WWDCのデモとサイトにある動画を見た感想ということで、Appleのスクリーンショットを使って説明することにします。

ロック解除用のスライダーボタンは廃止され、画面の任意の場所をタッチして右にスワイプするとホーム画面へと遷移します。


はい、ホーム画面。アイコンのデザインは、マットな感じになってます。いわゆるフラットデザインと呼ばれている意匠です。

ま、フラットデザインだ、脱スキューモーフィズムだいろいろ言われてますが、一般の人には、何が変わったかあんまり分からないでしょう。単純に、デザインをよりシンプルにリニューアルしましたって説明でいいんじゃないかと。

デフォルトで入っているアプリをいくつか見てみましょうか。


メールはこんな感じ。超シンプルです。MUJIみたい。もちろん、日本語環境では「受信」とか「下書き」といった具合に日本語で表示されていますよ。

現行のメールアプリと比べてみましょうか。


実にさっぱりしました。何気に、ヘッダ部分のアイコンがOS6よりも小さくなった気がしますね。この画面だと、●●●●●とWiFiのアイコン部分です。この●はアンテナの電波強度を示すんだそうです。もう「バリ5本」とは呼べないですね。 


メモアプリ。基本的に、デフォルトのアプリは白バックが多いです。そして、ボディが白なら、ヘッダもフッタも白に統一っと。


時計。世界時計の画面ですね。タップすると、アナログ時計が「10:40」みたいな数字の表示に切り替わります。

こちらも現行アプリを出してみましょう。


「世界時計」のバー、そして下部メニューの部分を見るとよく分かりますが、iOS6ではボディ部分と色味を変えてボリュームのあるデザインになっています。iOS7は上から下まで同じ色味でサッパリ仕上げ。それにしても、フォントが細くなりましたねえ。日本語版もフォントは細くなってますよ。お見せできませんが。

ストック(株価)は何故か真っ黒。株取引って、ブラックなイメージなんでしょうか。「ウォール街」のゴードン・ゲッコー的な。


デフォルトのアプリの中のいくつかは、地味に高機能化しているものもありましたが、現時点で特筆すべきものはそれほど多くありません。ただし、個人的にひとつ「オヤっ」と思ったのがこれ。


カメラです。撮影メニューに「SQUARE」というモードが追加されています。

まあ、要するに、撮った写真が1対1の正方形で保存されるモードです。

最近、InstagramとかリコーのCaplioみたいに、スクエアな写真をアウトプットするカメラ(やカメラアプリ)が増えてきていますよね。

Facebookなんか見ても、投稿された写真は、タイムラインに表示されるときにすべてスクエアにトリミングされているし、どんなソーシャルメディアも、アイコンはすべてスクエアだし……。

ここに近未来の新たなスタンダードが見て取れます。そう、恐らく3年後ぐらいには「写真はスクエアが標準」になっているんじゃないかと。

以上、一足お先にiOS7を体験してみた最大の発見です。

iOS7、本チャンは9月1日の発売(Siri情報によると)とのことなので、iPhoneユーザーの皆さまにおかれましては、あと2月半ほどお待ち下さい。


↑こちらのページに行けば、エアーiOS7が置いてありますよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿