2015年10月19日月曜日

パリのど真ん中にある、フリーメイソン博物館に行ってみた

ヴェルサイユ宮殿を後にし、パリに移動します。パリではまずシャルルドゴール空港にレンタカーを返却し、それからホテルにチェックイン予定。

東京でいうところの首都高みたいな道路を通ったんですが、これが驚くほど天井が低い。正確には覚えていませんが、天井が2.5メートルほどの高さしかなく、トラックやバスは通れません。自分の車が天井をこすりそうな感覚が終始あって、走っているとなかなか怖い。


写真見ると、天井が低いの分かりますよね?

さてさてさて。無事にCDGでレンタカーを返却し、パリにやって来ました。今回、パリで行きたいところは2カ所あります。

まずはオペラ座にほど近い、9区のカデ通りにあるフリーメイソン博物館。これは知人からその存在を聞き、今回訪問することにしたのですが、よくよく考えてみると、この博物館は存在すること自体が不思議です。フリーメイソンって秘密結社じゃないの? 一般人に秘密を公開しちゃって大丈夫なの? 

気になっていろいろ調べてみると、最近のフリーメイソンはFacebookで一般人と交流したり、若者のメンバー勧誘も行っているほどオープン化されていて、一般的に抱かれている、怪しくて得体の知れない秘密組織ってイメージを払拭しようとしてるんだとか。

日本でも、高須クリニックの高須院長がフリーメイソンのメンバーで、メイソンでの活動を自分のSNSでアップしたりしています。

とはいえ秘密の多い団体であることは間違いないわけで、本当のところはよく分かりません。とにかくパリの博物館に行ってみましょう。フランス語の名称は「Musée de la franc-maçonnerie」。


外観はこんな感じ。モダンな建物ではありますが、なんとなく宗教施設っぽい佇まい。

中に入ると受付があり、そこに座ってるオジサンが、片眼が白い義眼で、私たちを睨みつけてきます。雰囲気最高です。つか、もう入る前から怖いよ。

館内には、メイソングッズというか、儀式用(?)のエプロンとか小道具がたくさん展示されています。

おおー、あるよあるよ。山のようにある。


TOUJOURS APPRENTIと書いてあります。Google翻訳で訳してみると「常に見習い」。なるほどなあ。メイソンはもともと石工の職人組合だもんな。

やはり、有名なコンパスの意匠は随所に見られます。


目玉の描かれたセラミックの壺が鎮座しています。


こんなドクロの意匠を使った道具も数点ありました。


懐中時計、いいねえ。結構なお値段で売れるんじゃないかと。

写真は撮り放題です。だけど、展示が多すぎて撮りきれない……。


キター! 秘密の儀式でしょうか? ……こういうのがたくさんあると嬉しかったんですけどね。

平日の日中ということもあってか、館内は閑散としてあまり人気がありません。


博物館の奥には、「temples」と書いてあるエレベーターホールがありました。寺院のことですよね。フリーメイソンのロッジなんでしょうか?

ひととおり見学を終え、せっかくだから、何かグッズを買って帰ろうと、館内の売店を覗いてみます。

メイソン関連の書籍のほか、マグネットやポストカードが数点あります。いくつか買いますが、何か物足りない。

博物館を出て、通りを挟んだ向かいに書店があって、その奥にメイソングッズが売られてました。


これこれ。こういうのが欲しかったのよ。他にも指輪とか売ってた。ようやく達成感。

結局、フリーメイソンの謎について何か分かったのかというと、何も分かりません。まあ、最初から謎に迫るつもりもなかったんだけどね。とにかく、オープンな組織として活動していこうという意志が、こんな博物館を作った理由なんだとは思います。


まあとにかく、パリにおけるミッションを一つクリアし、GYOZA BARに食事に行きます。この店、めっちゃ流行ってます。行列できてる。


ギョウザ8個に、煮卵にご飯でギョウザ定食だね。皮がカリっカリで美味しい!

てなわけで、明日はルイ・ヴィトン美術館行きます。旅も大詰め。

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