2016年6月8日水曜日

寿司で始め、天ぷらで締める。函館〜洞爺湖3泊4日 まずは寿司から

5月最後の週末、オバマ大統領が広島を訪問している頃、3泊4日で函館と洞爺湖を巡ってきました。私と奥さんに加え、それぞれの母親がジョインして総勢4名の旅。


函館に行くと決まったら、まず最初にやることは「天ぷら田ざわを予約する」です。

函館で、木金土日と週4日間のみ営業の天ぷら屋で、食べログのスコアは驚異の★4.37。全国天ぷらランキングで2位のお店です。ここに行くと、あなたの「天ぷら感」は間違いなく変わります。

3月中旬に電話した時点で、5月29日の日曜なら4名入れるとのことで、即予約。29日をまたいで5月27日から30日の4日間が旅行日程と決まりました。

4月のある日、知人に函館に行く話と、この天ぷら田ざわの話をしたところ、「函館行くなら梅乃寿司にも行かないと!」という熱烈リコメンドが返ってきました。やはり、とっておきのお店は仲間と共有してなんぼです。梅乃寿司のことは知りませんでしたが、食べログでチェックしたら、これまた驚きのスコア★4.07。

早速電話してみたところ、5月27日の夜なら4名空きがあるとのこと。おー、何というラッキー。即予約。もちろんカウンターで。寿司に始まり、天ぷらで締める大まかな旅のコンセプトが決定した瞬間でした。

さて、5月27日出発当日。

私(東京から空路三沢、後レンタカーで北上)と母(青森県むつ市在住)は大間から津軽海峡フェリーで函館上陸。ホテルにチェックイン後の夕方、五稜郭タワーに上って軽く観光です。奥さん親子とは現地で合流予定。

私は函館は何度も訪れており、五稜郭は大好きな場所のひとつです。幾何学的かつ摩訶不思議な五角形のシェイプ。とても江戸時代の建造物とは思えませんよね。今回、改めてこの五芒星の城郭をタワーの展望台から眺めていたら、「もしや!」と思いつくことがありました。


そうです。フリーメイソンです。五芒星はメイソンのシンボルじゃないですか!

試しに「五稜郭」「フリーメイソン」でググってみると、出てくるわ出てくるわw、素敵な陰謀系の検索結果が。タワーの展望台でiPhone片手にほくそ笑む私を気味悪がった母の、「早く降りよう」という言葉で我に返り、ホテルへ戻って奥さん親子と合流します。

さあ、いにしえの秘密結社のことは一旦忘れて、当地の名店梅乃寿司に向かいましょう。実に雰囲気のある店構え。


予約した18時半に入店。この日は羽田空港で大韓航空機がエンジンから火を噴いた事故があり、お店の予約にも影響が出ているようです。

JAL便は午後便がすべて欠航、ANA便は遅れて到着とのことで、カウンターは若干空きが見られます。

シャンパーニュとか日本酒とかビールで乾杯し、「おまかせ」をスタートします。

おつまみセッション、まずはウニ。小鉢に盛りつけられた馬糞ウニを木の匙で。

函館近海は4月から8月いっぱい、馬糞ウニ漁が許可されているとのこと。この時期は、ミョウバンが使われていないフレッシュな馬糞ウニが食べられるのです。

続いて金目鯛、タラバガニの身にズワイガニの味噌を絡めた二色ガニ、とり貝と続きます。

本州以南からの旅行者には函館(噴火湾)のネタを、地元の人には九州や遠方のネタを出すよう配慮しているんだとか。

何気に出てきた一切れのカラスミ。これが絶品の美味さ。続いて登場したアンキモ。おおー、これまた絶品。キモ、臭くない。トンガってもない。まるでフレンチみたいです。フォアグラみたいなアンキモ。

写真をお見せできないのが残念です。このお店、撮影禁止なんですよ。代わりに函館山からの夜景などいかがでしょう。


この後、握りに移って10貫ぐらい食べて締めました。途中からメモ取るの止めたので、握りは何食べたか記録がないw

今どき、美味しい寿司(寿司ネタ)は東京でも食べられるじゃないですか。大間のマグロとか、金沢のノドグロとか。それ前提に、じゃあ「函館ならではのネタって何なのよ?」

そう問われれば、私の答えはずばり「ウニ、カニ、イクラ」です。

「ミョウバンに漬かっていない超絶フレッシュなウニ」「丁寧に掻き出されて食べやすくまとめられた繊細なカニ肉」「プリっプリの粒を噛むとジュワっと口中に旨みがほとばしるイクラ」ってことですわ。この店では、ウニもカニもイクラも軍艦ではなく握りで出ます。素晴らしい。

もちろん、他のネタ(魚)も美味しいんですよ。でも、北海道に来たらウニ、カニ、イクラ、あとホタテ。エビも。ああ、至福の2時間。あっと言う間の2時間でした。

しまった! アワビ頼むの忘れた! うー。明日リベンジな。



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