カンヌ映画際2017に来ています。しかし、連日見る映画がことごとくダークでヘビーなので、ちょっとここらでブレイクを入れましょう。カンヌを離れてコート・ダジュールの景勝地を観光することにしました。友人たちから「モナコに行けば?」「エズって町が最高に素敵よ」といくつか情報を得ています。
現地集合・現地解散ツアーが数多く揃う「Veltra」にちょうどいいのがありました。
「紺碧色のリヴィエラ海岸 エズ・マントン・モナコ公国<終日/日本語ドライバーガイド/モナコ発>」
ツアー名がナイスです。ケツにリンク置いときます。
所要時間4時間で、1人120ユーロです。1人しか参加者がいない場合は、2人分(240ユーロ)払えばツアー催行となります。私の場合もこれでした。
出発はニース各地。9時スタートと14時スタートがありますが、ニースまでカンヌから電車で30分ほどかかるので、朝イチのはパスして14時の回を選びます。
こんなやさぐれた感じの電車に乗って、ニースへ向かいます。2等なら7ユーロ。ニースは、フランスで5番目に大きい都市だそうです。しかし人口は40万人。
14時にニース駅にてガイド兼ドライバー氏と合流します。結局、参加者は私ひとりでした。貸切ツアーのスタートです。
海岸沿いの道を北東へ向かってドライブし、モナコを目指します。
ヴィルフランシュ=シュルメールの海岸線。ブーゲンビリアが咲いています。なんてラブリーな南仏の景色。
「ほら、あそこに見える赤い建物が、ボノの別荘ですよ」
「ちょ、ちょっと止めてください。写真撮るから」
これがボノの別荘だそうです。プライベートビーチつき。ボノがここに滞在するときは、入り口にガードマンが立っているので、すぐにそれと分かるそうです。
「丘の上にはエルトン・ジョンの別荘が。あちらにはショーン・コネリーの別荘もありますよ。ミック・ジャガーのは、数年前に売りに出されましたね」
そう言えば、今年カンヌ映画際にエルトン・ジョンが来ていましたが、ご近所だったんですね。
そうこうするうち、モナコに到着しました。モナコの町は、週末に行われるモナコグランプリ(F1)の準備で大忙し。
仮設の観戦スタンドが急ピッチで建設されています。
私が行ったのは火曜日ですが、木曜日のフリー走行は、無料で見学できるそうです。へー、そうなのか!
「でもね。モナコGPの期間中は、ホテルが1泊3000ユーロからになりますよ」
「げー。1泊37万円!」
「3000ユーロは一番安い方で、1泊5000ユーロぐらいはザラですね。ロブションの料理を食べながらレース観戦するランチコースが、1300ユーロです」
モナコGP、ハンパねえ! 本物の金持ちしか見られないレースだわ。
「いえいえ。ニースならホテルが安いから、ニースに泊まって、レースをモナコまで見に来ればいいんですよ。レース自体のチケットは300〜500ユーロぐらいですから」
なるほど。それなら許容範囲です。次回モナコに来ることがあれば、是非レースが見たい。
「ちょっとモナコGPのコースを車で走ってみましょうか?」
「是非是非!ぜひぜひ!」
スターティンググリッド付近。ここら辺はレースに向けて、すでに一方通行になっています。
左に見えるのが、あの有名なヘアピンカーブ(分かりにくいけど)。ここらはまだ対面通行ですね。
このヘアピンカーブは、かつては道路に面したローズ・ホテルにちなんで「ローズ・ヘアピン」と呼ばれていましたが、その後経営が変わり、今はフェアモントホテルになってます。
レースの準備中だったので、本番のコースをそのまま走るのは無理でしたが、それでも半周ぐらいは実際と同じコースを走ってもらうことができました。助手席からタイムラプス撮影したのがこれ。24秒。終盤がめまぐるしいw
レース関連以外では、グレース・ケリーのお墓参りができます。墓所がある聖ニコラス聖堂内は、写真OKです。
モナコは人口3万5000人ですが、ネイティブモナコ人は5000人ぐらいしかいないそうです。残りの3万人は、この国にセカンドハウスと居住権を持つ、世界中の大金持ちってことですね。
続いては、モナコを後にし、エズ(Eze)に向かいます。
エズは、崖の上にあるこぢんまりとした集落で、中世の佇まいがラブリーです。
階段をえっちらおっちら上っていくと、てっぺんに植物園(入場料6ユーロ)があって、そこからの絶景が素晴らしい。
エズにはホテルが2軒あるので、泊まりで滞在するのもよさそうです。レストランからのビューが素晴らしいとのこと。
40分ほどの滞在で、エズ観光は終了。
モナコとエズの他にも、予定されてた観光ポイントがいくつかあったのですが、カンヌに帰る電車に合わせ、ツアーを早めに切り上げてニースの駅へと戻ります。貸切だとフレキシブルでいいですね。
カンヌに帰って、ひとり寿司ディナー。醤油が2種類(辛口と甘口)で、ロールは海苔が内側ですね。
グルテンフリーは、一応、続いています。
▼紺碧色のリヴィエラ海岸 エズ・マントン・モナコ公国<終日/日本語ドライバーガイド/モナコ発>
0 件のコメント:
コメントを投稿