Apple Musicに登録してお試し利用を始めたところ、 ビートルズの楽曲などCD音源のアルバムの何枚かが消失してしまうという現象に遭遇しました。
楽曲の権利関係に起因する、iTunes側の仕様であろうとは思いますが、あまりのお粗末さに速攻でApple Musicを解約し、iPhone 6 Plusに元のプレイリストを復活させた顛末は前のエントリに書いたとおりです。
実は「解約」という概念はここでは正確ではなくて、私が行った手続きは「3カ月経過後の自動更新は行わない」「iPhone 6 Plusのミュージックライブラリーを母艦のデータで上書き」の2つであることが分かりました。つまり、お試し期間はまだ有効です。
そこで、自分の持っているほかの端末で、ふたたびApple Musicを試用してみることにしました。Appleのミュージックアーカイブの奥の深さがどんなもんか調べてみることにしたのです。
長らく自宅のガジェット倉庫で眠っていた、iPhone5sの登場です。iOS8.4にアプデし、Musicアプリを立ち上げると、デフォルトでApple Musicになってました。
さて、Apple Musicのメニューですが、左から「For You」「New」「Radio」「Connect」「My Music」と5つのメニューがあります。この中で私が注目したのが、My Musicにおけるステーション機能です。特定のアーティストの楽曲をトリガーに、その曲と傾向の近い(似ている)ものをAppleのライブラリから次々抜き出して連続再生するという機能。
たとえば、私の大好きなイスラエル人アーティスト、イダン・ライヒェルの「Boee(Come to Me)」という曲を頭に、ステーションを開始してみましょう。
イダンの楽曲がもう1曲かかり、続いてイスラエルのおっさんアーティストが登場します。
心なしか、ジョン・グッドマンに似ている感じがしますw もう、ジャケットもヘブライ語のみだし、イスラエル歌謡ど真ん中って感じでしょうか。
お次はこんな感じ。これまたバリバリのヘブライ歌謡です。
ステーションは一応機能しています。しかし私の希望は「いい感じのモダンな中近東のワールドミュージック」だったのですが、めっちゃドメスティックなアウトプット。うーん、期待外れ。
続いては、これも大好きなニティン・ソーニーのアルバム「Last Days Of Meaning」から「I’m Done」という、ハンナ・ピールがボーカルで参加した曲をチョイス。
同様に「ステーションを開始」してみましょう。期待する流れは、ワールド/エレクトロ/チルアウト方面って感じ。
Lou Rhodes というアーティストの「The Ocean ( Time Travellers Wife) 」 という曲が出てきました。 これは知らないアーティストです。 なかなかいいっすねえ。
続いては、Dhafer Youssef & Wolfgang Muthspielの「Mon Parfum」。これまた知らなかった。これもなかなか。
次はいきなり南インドに流れました。ニティン・ソーニーは両親がインド人でイギリス育ちのアーティストです。想定内ではあります。
このステーションは、まあ当たりの部類ですね。
なお、自分の作成したプレイリストは例によって行方不明です。CD音源の楽曲もかなりの部分が行方不明。なので、メインのiPhone 6 Plusの方は自分のアーカイブとプレイリストを保全し、5sの方では、この「ステーションを開始」作戦で、Apple Musicのアーカイブの実力を測ってみようと思います。
感覚的には、ラジオというかYouTubeに近いですかね。関連動画が連続再生されるって意味で。
Apple Musicのお試し、 iOS端末2つ以上お持ちの方は、 この方法をオススメします。
つか、これじゃないとリスク高すぎですよ、ホント。
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