ロサンゼルス(LA)では、基本、車がないとどこにも行けません。過去、私もLAに行った時はもれなくレンタカーを借りていました。
しかし今回は、2泊4日の滞在中はグループ行動なので、足の心配は要りません。グループから離れて行動する1泊2日の足をどうにかすればいい。
そこで大活躍したのがこれです。
Uber(ウーバー)です。アプリで空車を呼び、目的地まで快適に移動できるハイヤーサービス。東京でもちょくちょく使っているので、何の問題もありません。しかも、LAではLyftという競合サービスもあるため、かなり割安で乗ることができるんです。
車の数もとても多いし、アプリで車を手配すると、だいたい3〜4分で到着します。めっちゃ便利。LAではタクシーも通りを流していませんから、UberはまさにLAを訪れた旅行者にとってうってつけのサービスと言えます。
ところで、LAでUberアプリを立ち上げてみると、日本とは画面が微妙に違っていることに気づきます。
日本では、ご覧のように「ハイヤー」「ブラックVAN」「プレミアムTAXI」「TAXI」という4つの車種が選択可能です。
ところが、LAのUberはメニューが7つもある。
真ん中の5つ(uber XからLUXまで)は車のグレードを示していると想像がつきますが、一番左の「POOL」、一番右の「EATS」というのはいったい何でしょう?
POOLというのは「相乗りOK」の車で、ユーザーは1台のUberに他人と相乗りすることで、料金を安くできるんです。他人との割り勘がOKな車ってことですね。
「EATS」というのは、レストランの料理を出前するサービスです。Uberの車が、あなたの食べたい料理を出前してくれる。
LAのUber、至れり尽くせりで何だか凄いことになってます。
何回か乗ってみて驚愕したことには、LAのUberは、一般人が自分の車にお客を乗せているんですよね。日本でいうところの「白タク」ってこと。だから空車がうようよしてるんだ。ちなみに東京のUberは、ハイヤー会社や個人タクシーに委託しています。
LA滞在中にGmailをチェックしていたら、こんな広告が入ってきました。
「キミの車をキャッシュマシーンにしよう」。なかなか扇情的なコピーです。要は、車買ったらUberでお客を運ぶアルバイトをして、お小遣い稼ぎしようってこと。ドライバーを勧誘する広告ですね。
これ、タクシー会社にしてみれば、頭が痛い話ですよね。客は取られるわ、下手すればドライバーも取られるわで死活問題ですよ。
しかし、タクシーよりはるかに運賃が安いので、人々はUberを本当によく使っています。私が泊まったホテルでも、チェックアウトした客は誰もタクシーを使わず、UberやLyftを呼んで次の目的地に移動していましたから。
では、どれぐらい運賃が違うのか?
今回、LA到着時にLAXからビバリーヒルズまでタクシーで移動しましたが(空港はUberの客待ちは禁止だそうです)、運賃44.55ドル、エキストラチャージ4.00ドル、チップ15%で合計55.83ドルでした。一方、帰りはダウンタウンからLAXまでUber使いましたが、25.21ドルしかかかっていません。タクシーの半額以下です。
というわけでLAではUber、Lyftが超オススメ。ただしドライバーは一般人ですので、くれぐれも自己責任で。
アメリカでは、空き部屋をシェアするAirBnBや、車の空席をシェアするUber、Lyftに続き、自家用ジェットの空席をシェアするBlackJetなんていうサービスも登場しています。
これ、運賃いくらかかるんだろ? なかなか見当がつきませんが、サイトでシミュレーションができるようなのでちょっとやってみましょう。例えば、7月31日に、LAからラスベガスまで飛ぶと……。
1294ドルと出ました。約16万円。思ったほど高くない。自分がこのサービスを使うことは恐らくないとは思いますが、世の中には、使われていないプライベートジェットが意外に多そうだなと想像できますね。機体が遊んじゃってるからこういうサービスが生まれてくるわけで。
さて、アプリをあと2つ紹介しましょう。1つはグルメ系。
「ChefsFeed」。無料。
シェフによるレストランガイドです。自分のいる場所の近隣にある、シェフおすすめのレストランを紹介してくれます。日本なら、TERIYAKIがこれに近いかな。英語版のみです。
iOS版
Android版
続いては、レストランでの会計でチップを払うときに超絶便利なこちら。
「チップ計算機」。無料。
いま、LAは好景気です。日本から行くと、何を買っても食べても高いと感じます。レストランでのチップの相場は、18%から20%だそうです。
外国に行くと、チップの計算、ほんと面倒ですよね。そこでこのアプリの登場です。金額の下にあるスライダーでチップのパーセンテージを簡単に計算できます。例えば請求額が280ドルで、これに18%チップを乗せて払う場合、チップが50.40ドル、合計金額が330.40ドルとなります。超便利です。アメリカやヨーロッパに旅行する際に、是非お使いください。
iOS版
このアプリはちょっと広告がウザいんですが、これ以外にも、チップ計算に割り勘機能がついたものとか、同目的のアプリはAppStore、Androidマーケットにゴロゴロ転がっているので、お気に入りのアプリを見つけてみてください。「チップ計算」などのワードで検索すれば出てきます。
次回は、LAのダウンタウンを散策。
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