シドニーは初めてです。初めての街では、街を周遊する2階建てバスを探すことにしています。高いところから風景を眺めつつ、街のスケールをざっくりつかむことができます。
ありました。シドニー・エクスプローラー。
もちろん、2階はオープンエアー。音声による観光案内も装備されており、日本語を含む8カ国語で聞くことができます。
ホップオン、ホップオフで、チケットの有効時間内なら何度でも乗り降り可能です。
24時間有効のチケットが40ドル(約4000円)。ちょっと高い気もしましたが、この料金でボンダイ・ビーチまで行くことができます。足かけ2日間にわたって使い倒すことができ、結果的に大正解でした。
基本的に、この手の2階建てバスでは、2階席の一番前を狙います。ジェットコースターの一番前と同じこと。
しかし、このシドニーのバスは、転落防止のためか、フロントのフードとサイドのフードが高く伸びていて、一番前の席があまり楽しくない。オープンなのに、風を浴びられないんです。
一番前がダメなら一番後ろだろうということで、最後尾の席に移りました。これが大当たり。
シドニー・エクスプローラーは、けっこうバラエティに富んだルートを走ります。
街路樹が生い茂る道を通る時は、乗客が皆、枝に当たらないように頭を振ってよけています。
高速道路のトンネルに入るとこんな感じ。もしも2階席で乗客が立ち上がったら、頭が削られることになります。こういうのは、後ろの席から見てる方がスリリングですよ。
高架が交差するエリアは、コースターライドのようですね。
ハーバーブリッジがドーン! この橋の下をくぐります。
ボンダイビーチ線に乗り換えて、ビーチも訪れました。今や懐かしいiMacの「ボンダイ・ブルー」というカラーは、このビーチにちなんでいます。
シドニーから20分ほどでこんなゴージャスなビーチに来られるなんて、何て羨ましい。東京に例えるなら、大森海岸あたりに一大ビーチリゾートがあるような感じでしょうかね。
波もかなり高い。サーファーもたくさんいます。
それしても、このバスは超オススメです。ボンダイビーチまで行けば、まず元は取れる。24時間チケットと48時間チケットがあるので、シドニーでの滞在期間に合わせてチョイスできます。
シドニーのトランスポーテーションについては、モノレールの話もちょっとだけ。
シドニーには街中を走る環状モノレールがあります。これは非常に珍しい。オフィス街を、ビルすれすれに走る区間などあって、なんだか香港ぽい乗り物です。
早速乗ってみましょう。1回の乗車は5ドルです。
一番前の車両は優先席車両になっているので、残念ながら私たちは乗れません。2両目以降に乗車します。座席が縦並びでなく、横並びになっていてコンパートメントのよう。珍しいですねえ。
レールは一本なので、一方通行。半時計回りに、シドニーのダウンタウンをぐるぐる回っています。速度はとてもゆっくり。Wikipediaによると、平均時速は33キロとのこと。
残念なことに、このモノレールは今年の6月に廃止されるそうです。市民の足というよりは、観光客向けの乗り物ということみたいです。
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