シドニーに旅行するにあたり、iPhoneアプリの編成は次のようになりました。
エリアをフィーチャーする都市ガイド的旅行アプリには、最近どうも食傷気味で、Google MapとTripAdvisorのアプリがあれば、事足りるかなという感じもしています。要するにワンパターンなんですよね。どのアプリも。
そんな中、TimeOutのアプリはちょこちょこ眺めていました。このアプリはGPS連動で、現在いる地点から「近くのレストラン」や「近くのバー」などを探すのに便利です。「近くで行われるGigs」は気が利いてますよ。音楽好きには。ジャンルは問わないから、とにかくランキング上位のお店に行きたい場合は「Top10」をチェックするとグッドです。
また、今回は紙のガイドブックは持って行きませんでした。ガイドブックを、10ページぐらいEvernoteのページカメラで撮影したものは持っていったのですが、これがバグってEvernoteの月間の容量を使い切るハメになり、けっこう迷惑しました。Evernoteももう少しユーザーサポートをマシにして欲しいものです。
さて、シドニー旅行でもっとも役に立ったのは、村上春樹の「Sydney!」という単行本でした。
これは、2000年のシドニー・オリンピックを現地で観戦した村上春樹が、マラソンや野球やトライアスロンといった競技の観戦記に加え、現地での移動や食事など、シドニーの町に暮らした雑感を綴ったものです。けっこうボリュームがあります。
オーストラリアについては、かなり知識が乏しかったのですが、この本はとても参考になる情報が多かった。
オーストラリア大陸は、その昔、南極やニューギニアやインドネシアと地続きだったこと。アボリジニはアジアから来たこと。
オーストラリアは独立を宣言したことがなく、独立記念日もないこと。
2000年のシドニー五輪当時、1豪ドルは60円だったこと。私が行った時(2012年3月)は100円ですよ!
コーヒーが「ブラック」と「ホワイト」、そして「ロング」と「ショート」に分かれていること。実際、コーヒーの注文は慣れなくて大変でした。
スピード違反の取り締まりが厳しいこと。10キロオーバーまでは黙認だが、それ以上だと捕まるリスクが高い。実際、村上春樹は18キロオーバー(!)でキップを切られています。
ボンダイ・ビーチに関する記述が面白いので、そのまま引用。
ボンダイ・ビーチはシドニー市内からほど遠くない所にあるリゾート・ビーチだが、素晴らしい波が立つことで世界的に知られている。江の島のビーチと海をきれいにして、サザン・オールスターズの音楽を流す拡声器と、海の家とラブホテルを取り去ったものを想像していただければいい。
これがボンダイ・ビーチ。
この本、シドニーに初めて行く方には超オススメです。オリンピックの観戦記も、今さらながらという感じはありつつも普通に面白く読めますし。
もう10年以上前の本なので、Amazonで中古が50円ぐらいで売られています。多少コンディションが悪くても、自炊するので全然気になりません。どうしても新品が欲しい方は、文庫版を買うことになります。だけど、文庫本だと2冊に分かれてしまい、各500円。
……やっぱ中古買って裁断するしかないでしょってことで。
それにしても、さすがノーベル賞候補の作家だけあって、学ぶことは実に多いですよ。私はこの本を読んでいなかったら、動物園(フェザーデール・ワイルドライフ・パーク)には行ってなかったと思う。コアラやカンガルーやウォンバットにも、その種なりのストーリーがあるんですねえ。
エリアをフィーチャーする都市ガイド的旅行アプリには、最近どうも食傷気味で、Google MapとTripAdvisorのアプリがあれば、事足りるかなという感じもしています。要するにワンパターンなんですよね。どのアプリも。
そんな中、TimeOutのアプリはちょこちょこ眺めていました。このアプリはGPS連動で、現在いる地点から「近くのレストラン」や「近くのバー」などを探すのに便利です。「近くで行われるGigs」は気が利いてますよ。音楽好きには。ジャンルは問わないから、とにかくランキング上位のお店に行きたい場合は「Top10」をチェックするとグッドです。
さて、シドニー旅行でもっとも役に立ったのは、村上春樹の「Sydney!」という単行本でした。
これは、2000年のシドニー・オリンピックを現地で観戦した村上春樹が、マラソンや野球やトライアスロンといった競技の観戦記に加え、現地での移動や食事など、シドニーの町に暮らした雑感を綴ったものです。けっこうボリュームがあります。
オーストラリアについては、かなり知識が乏しかったのですが、この本はとても参考になる情報が多かった。
オーストラリア大陸は、その昔、南極やニューギニアやインドネシアと地続きだったこと。アボリジニはアジアから来たこと。
オーストラリアは独立を宣言したことがなく、独立記念日もないこと。
2000年のシドニー五輪当時、1豪ドルは60円だったこと。私が行った時(2012年3月)は100円ですよ!
コーヒーが「ブラック」と「ホワイト」、そして「ロング」と「ショート」に分かれていること。実際、コーヒーの注文は慣れなくて大変でした。
スピード違反の取り締まりが厳しいこと。10キロオーバーまでは黙認だが、それ以上だと捕まるリスクが高い。実際、村上春樹は18キロオーバー(!)でキップを切られています。
ボンダイ・ビーチに関する記述が面白いので、そのまま引用。
ボンダイ・ビーチはシドニー市内からほど遠くない所にあるリゾート・ビーチだが、素晴らしい波が立つことで世界的に知られている。江の島のビーチと海をきれいにして、サザン・オールスターズの音楽を流す拡声器と、海の家とラブホテルを取り去ったものを想像していただければいい。
これがボンダイ・ビーチ。
この本、シドニーに初めて行く方には超オススメです。オリンピックの観戦記も、今さらながらという感じはありつつも普通に面白く読めますし。
もう10年以上前の本なので、Amazonで中古が50円ぐらいで売られています。多少コンディションが悪くても、自炊するので全然気になりません。どうしても新品が欲しい方は、文庫版を買うことになります。だけど、文庫本だと2冊に分かれてしまい、各500円。
……やっぱ中古買って裁断するしかないでしょってことで。
それにしても、さすがノーベル賞候補の作家だけあって、学ぶことは実に多いですよ。私はこの本を読んでいなかったら、動物園(フェザーデール・ワイルドライフ・パーク)には行ってなかったと思う。コアラやカンガルーやウォンバットにも、その種なりのストーリーがあるんですねえ。
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