今日はテインプーから、空港のあるパロに戻ります。現在、ブータンの空港はパロにしかなく、つまり国際線しか飛んでいませんが、近い将来2つの空港が国の中央と東にできて、国内線も就航する見通しだとか。
そして、現在ブータンに入国する観光客に課せられている、1日200ドルのミニマム・ギャランティは、来年には250ドルに値上げされるそうです。
ちなみに、ブータンでもっとも売上高の多い産業は、1番が水力発電、2番目が観光、3番目が農業なんだとか。いろいろと制約が多いブータン観光ですが、国家にとっては外貨獲得の重要な資源なんですね。
パロに着いて、古いゾンの遺跡を見たり、パワースポットと言われる寺院を見ているうちに昼食。昨日、一昨日とは似て非なる内容のメニューで、ガイドも気を使っているようです。
昼食の後は、町のいたるところにある弓の射的場にやってきました。ブータンでは、男子は子どもから老人まで皆、弓をたしなむそうです。
的はこんなに遠くにあります。140メートル先。しばらく見ていましたが、なかなか当たりません。見ている間に一度だけ当たった時には、弓のチーム仲間が、歌と踊りで祝福していました。惜しかった時や、かなり遠くに外れた時にも、お囃子みたいな声がかかります。
ギャラリーのお爺さん3人組が「写真を撮れ」というので撮ってあげたりして、のんびりと午後を過ごしました。
そうそう、昨日から今日にかけて気がついたこと。ブータンの建物には、男根を模した木像がぶら下がっていたり、男根の絵が描かれていることがよくあります。
これは、まぎれもなく男根信仰ですね。子孫繁栄の他に、魔除けの意味があるようです。町の土産物屋などでも、大小さまざまな男根の木彫りにお目にかかれます。
男はみんな弓を撃ち、家には男根をぶら下げる。何だか凄い国ですよ、ブータンは。
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