ブータンも今日が4日目、あっという間に最後の日がやってきました。今日は、パロのホテルを朝9時に出発し、タクツァン僧院、別名タイガーズ・ネスト(虎の巣)へ小トレッキングです。
登山口から僧院までは、徒歩で往復5時間かかるという話を聞いていたので、途中の展望台まで1時間登ったところで引き返すつもりでリクエストしていたのですが、ガイド君が「この僧院がブータン旅行最大のハイライト。絶対に最後まで登るべきだ」と強く進めるので、「じゃあ、流れで行けるとこまで」みたいな感じで登り始めました。天候はあいにくの雨ですが、一日中降り続けることはなく、上に行けば晴れるとのこと。
30分ほど登ったところで、こんな感じで切り立った崖の上に僧院が見えてきます。時々、こうして僧院の姿が見えるがために、モチベーションが切れずに前進することができる仕組み(?)です。
山道はこんな感じで、雨でぬかって滑りやすくなっているところ、そして夥しい数のウマの糞を避けながらひたすら登っていきます。
1時間ほど登ると、展望台兼ティーハウスがあり、登山者は全員ここに吸い込まれていきます。お茶を飲んで、トイレに行って、真正面に僧院の姿を拝むともう後には引き返せません。
しかし、ここからが本当にキツい。長い階段を下りて、また登る。途中、滝などあって、岩に積んである石が「プレゼンテーションZEN」を思い出させたりしますが、ここで気を抜かずに頑張って登り切ります。
僧院は、許可証がないと入れません。ガイド君がちゃんと許可証を用意していて、我々も中に入ることができました。撮影は禁止なので、中の様子はお見せできませんが、ブータンの数ある寺院の中でもかなり特別な場所なんだとか。神戸から寄進された釣り鐘もありましたね。
帰路、先ほどのティーハウスで昼食を摂り、駐車場に戻った時には3時半。ホテルに戻ったのが4時ですから、都合7時間のちょっとした修行でした。
こちらの写真は、ホテルの部屋から望むパロの山々と町。山にかかる雲の様子が刻々と変わるので、見ていてちっとも飽きません。パロの人口は2万人。明日は、この町を離れてバンコクに戻ります。
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