2016年7月21日木曜日

クレムリン 赤の広場に チャイニーズ

ロシア旅行記その3です。タイトルが毎回五七五になっていますが、特に深い意味はありません。

さて、モスクワの町を観光していて閉口するのは、どこに行っても中国人の団体客がワンサカいることです。


赤の広場に行くと、ワシーリィ寺院を背景に、セルフィー棒で記念写真を撮りまくる人々のほとんどが中国人です。

クレムリンでは毎正時に衛兵交代の儀式が行われますが、中国人が衛兵と並んで写真を撮ろうとするので、儀式の進行に影響が出てしまい兵士も周囲の観光客もうんざりします。


黄金のタマネギ頭が連なる大聖堂広場にも、中国人はたくさんいます。

レーニン廟にもたくさんいます。

でも、もっとも見所の多い武器庫の中には、あんまりいません。いることはいるんですが、あんまり多くない。


何故でしょう?

私たちをアテンドしてくれたガイド氏が言うには、中国人は、入場無料の施設ばかり見学するんだそうです。だから、ワシーリィ寺院の前でセルフィー撮ってる中国人も、寺院の中にはあんまりいません。中に入るのは有料なんです。武器庫にしても、入場するには700ルーブルのチケットが必要です。

そもそも中国人は、教会の内部には興味ないという意見もあります。神さまに興味がない。

ロシアのビザは、取得するのが結構面倒で、原則、すべての滞在日程がフィックスしていないと発行されません。どの都市にいて、どこのホテルに泊まるのか、移動の交通機関は何なのか、全部決めてから申請しないと発給されません。もちろん、裏技はあると思いますが。


そんなに面倒なのに、何で中国人がワンサカいるのか。

どうやら中国人の団体ツアー客に限っては、ビザなしで(あるいは大幅に緩和された条件で)渡航できるらしいんです。ロシアと中国がそんな協定を結んだらしい。なるほどね。

さらに驚愕の事実をガイド氏が教えてくれました。

中国人のツアー客は、中華料理しか食べないんだそうです。そういえば、我々がパッケージに含まれていたランチやディナーを食べる際、レストランで中国人の団体を何度か見かけたのですが、彼らは私たちの食べているボルシチやピロシキではなく、麺のようなものを食べていました。


それにしてもモスクワの町は、工事中の箇所がやたら多かった。ワールドカップを2年後に控えて、町並みを綺麗にしてるんだろうなと思いきや、工事の目的は全然違いました。毎年9月の第一土曜日に設定されている、モスクワの町の誕生日のためなんだそうです。

ちなみに今年は、モスクワの869歳の誕生日を9月3日にお祝いするそうです。この日は、町中で何百というイベントが催されるそうで、カーニバル状態になるんだとか。

次にモスクワに行くチャンスがあるなら、その日をめがけていくしかないですね。


明日は、モスクワの地下鉄駅を見学します。 

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