2016年7月22日金曜日

モスクワは 地下鉄駅が ゴージャスね

ロシア旅行記パート4です。今日は、モスクワの地下鉄に乗ります。今回のロシア旅行中の移動は基本的に専用の車を使うので、代理店のプランでは地下鉄に乗る予定はありません。ですが、地下鉄駅はモスクワ名物だって聞いていたので、前日に「ゴージャスな地下鉄の駅が見たい」とガイドに頼んでありました。

いつもの旅だと、各都市の路線図アプリを使いながら、自力で地下鉄や路線バスを乗りこなすのですが、今回はガイドに丸投げです。


タガンスカヤという駅から地下鉄に乗ります。IC付きのチケットを買って、ながーいエレベーターでホームへ。

コムソモルスカヤ駅で降りて、ホームを見学。


ゴージャスですねえ。ロココ調ですか。シャンデリア吊ってあるし。モスクワの地下鉄で、もっともお金がかかった駅だそうです。

これは空調パネル。ソ連時代のプロダクトでしょうね。


キエフスカヤ駅にも行ってみました。

美術館みたいです。

これはまた別の駅ですね。ホームで電車を待つ人々。この駅は、何だか防空壕感が漂ってますよね。モスクワが核に狙われたら、地下鉄駅がシェルターになる想定ですもんね。


ロシアの地下鉄は、携帯のアンテナがビンビン立ちますが、電車の中でスマホいじってる人がほとんどいませんでした。不思議です。ひったくりが多いのか。

地下鉄駅見学の後は、墓地見学です。何でなんだw

実はモスクワの墓地、隠れた観光名所です。かなりオモロイ。我々が訪れたのは、ノバデビッチ墓地というところ。偉人のお墓がたくさんある。


この修道院に隣接して、墓地があります。

墓地の中に入り、まず案内されたのがここ。これお墓なんです。何というたわけた墓石でしょう。ロシアの国旗がモチーフですが、生前に本人がこのデザインにしてくれと発注したのかしら。


これ、実はエリツィン大統領の墓でした。何つったって、ロシアの初代大統領だもんね。


お次、ゴルバチョフ書記長の奥さんの墓。墓碑の向こうに女神の像が立ってますよ。これも凄えわ。ちなみにゴルバチョフ本人はまだ存命ですが、隣に自分用のスペースを確保してあるそうです。


このカワイイお墓は、チェーホフの墓。ティム・バートン風ですな。チェーホフといえば「桜の園」ですかね。読んだことないけど。


思わずのけぞってしまう、フョードル・シャリアピンの墓。20世紀前半に活躍したオペラ歌手だそうです。


こちらはフルシチョフの墓。後期ピカソ風。1971年没でしたか。

このモスクワの墓地は、宗教色がほとんど感じられないという珍しい墓地です。ソ連時代は宗教NGでしたからね。その代わり、墓石がアートの対象になっている。自身の姿を彫った彫像が定番です。しかしまあ、みんなドヤ顔だよね。

胸像がずらり並ぶ光景は壮観です。墓地というよりは、彫刻展示場という趣。


上に紹介した人たちの他にも、ショスタコービッチ(作曲家)、イリューシン(飛行機の名前で知られる)、グロムイコ(冷戦時代の外相)などなどソ連の偉人たちの墓がそびえ立つ、なかなか興味深い場所でした。墓参りじゃなくて、墓見物。

ちなみに、この墓地も入場無料なので、中国人がたくさんいます。墓石の前でセルフィー撮りまくるのは止めて欲しいっす。


明日は、モスクワから車で2時間半かけて、宇宙飛行士の町に行きます。 

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