2018年1月17日水曜日

高くて高い街ドバイ。その2「ブルジュ・アル・アラブの金曜ビュッフェ」

ドバイでは、高いところに登ったり、金ピカの施設でご飯を食べたりすると、どんどんキャッシュが溶けていきます。そんな、高くて高いヤツをもうひとつご紹介しましょう。ドバイのビーチ沿いにそびえる「ブルジュ・アル・アラブ」の金曜ビュッフェです。


この、船の帆をモチーフにした建物は、全室スイート、全室オーシャンビューの超高級ホテルです。5つ星より高級なので、7つ星ホテルなどと呼ばれています。1泊の宿泊代は最低20万円からって感じ。

このブルジュ・アル・アラブは、原則宿泊客しか中に入れないのですが、金曜日だけ、ブランチとランチをビュッフェスタイルで提供しており、ここに泊まってない人でも、このバブリーな建物で食事を楽しむことが出来るのです。

それは「アル・ムンタハ」という、地上200メートルにある天空のレストラン。では、ビュッフェのお値段は?


どうですか。ブランチ(お酒なし)が2万円、ランチだとシャンパン1杯ついて2万3000円です。お一人様2万円の昼メシ。我々は、ちょうど日本に帰る便が12月29日の金曜日の深夜だったので、「ドバイ最後の思い出メシ」ってことでランチの方を予約しました。

当日、予約をプリントアウトした紙を持ってタクシーに乗ります(これ大事)。ブルジュ・アル・アラブは、人工島に建っていて、本土からは橋を渡ってアプローチします。橋を渡るとゲートがあって、ここでさっきの紙を提示して中に入る。超高級だけあって、セキュリティは厳し目ですね。


中に入ると、ギンギラギンで、異様なまでに抜けている吹き抜けが我々を迎えてくれます。

レセプションで予約の紙を見せて、エレベーターに乗ります。


ギンギラの回廊を通過して……。

アル・ムンタハに着きました。席は窓側! 景色が素晴らしい。


以下、私がよく使うVELTRAの能書きを引用しておきましょう。

金曜日限定のブランチ・ビュッフェが開催されるのは、地上200mの天空レストラン「アル・ムンタハ(Al Muntaha)」。アラビア語で「究極」を意味する通り、息を飲むような絶景と幾何学的なゴージャスな空間が自慢です。全面ガラス張りの窓からは、美しいアラビア海と椰子の木の形のリゾート島「パーム・ジュライラ」を眼下に望み、世界地図の形のリゾート島群「ザ・ワールド」も確認することができます。

100種類をゆうに超える料理が並ぶビュッフェは、豪華絢爛の一言。5種類のキャビアを好きなだけサーブしてくれるキャビア・バー、世界中の甲殻類やオイスターなどが並ぶシーフードコーナー、座席で目の前で切り分けてくれる高級牛肉のローストビーフ、職人が握る寿司コーナー、50種類を超えるデザートなど、ビュッフェの常識を覆す内容です。(引用終わり)


しかしキャビアはこんなプレゼンテーションで、正直、微妙です。キャビアというより、イクラとトビッコですね。せめて、スプーンはシルバーにしてほしい。

とはいえ、料理の種類はもの凄く、かなりクラクラしますが、お腹のキャパと相談して、美味しそうな料理を少しずつ取っていきます。


一皿目、シーフード主体。シャンパンが進みますねえ。


二皿目、お肉主体。フォアグラもいっちゃいましょう。


そして、締めは寿司だな。


ところで、ブルジュ・アル・アラブの位置はこんな感じ。北に「ザ・ワールド・アイランズ」、西に「ザ・パーム・ジュメイラ」という2つの人工島が見えます。

こちらは、パーム・ジュメイラの遠景です。海に椰子の木状に埋め立て地を作り、高級別荘地を造成しているエリア。上から見ると、異様さがよく分かります。


ブルジュ・アル・アラブの金曜ビュッフェ、まず眺望は素晴らしい。しかし料理は正直、まあまあレベル。ま、ビュッフェだからね。限界あるよね。

寿司にしても、シャリは小さめで好感持てるんですが、ご飯がグダグダで全然ダメです。

私たちが、ここを再訪することは恐らくないでしょう。人生で、一度行けばOKなレストラン。一度行ってみる価値は、もちろんあります。

ちなみに、ドレスコードはスマートカジュアルですが、シャツは襟がついていればOK。Tシャツの客はいなかったけど、ポロシャツにジーンズで問題なし。サンダルとか短パンはさすがに厳しいかも知れません。

そうそう。帰りしな、ロビー階にあった噴水に目を奪われました。


複雑にプログラミングされた水流が宙を飛び交い、バシャバシャ、チャッチャッと打楽器のように音楽を奏でています。

ブルジュ・アル・アラブに行ったら、この噴水を見逃さないようにしてください。

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